GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
乗用車 [トヨタ自動車株式会社/マークX ジオ DBA-GGA10-AWTQK/ DBA-ANA10-AWXQK/ DBA-ANA10-AWXGK/ DBA-ANA10-AWXNK/ DBA-ANA15-AWXQK/ DBA-ANA15-AWXGK/ DBA-ANA15-AWXNK]
部門/分類
商品デザイン部門 - 乗用車および関連商品
受賞企業
トヨタ自動車株式会社 (愛知県)
受賞番号
07A08019
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

大人4人が快適に座れる独立4座の優れた居住性と、多目的用途に対応するミニバンのスペースユーティリティを融合させた新たな価値観を持った乗用車。特にそのパッケージを活かして前席との距離を大きくとった後席はマークXやクラウンをしのぐゆとりのスペースを実現。くつろぎの4座空間として快適性を大幅に向上させた。また、トヨタブランドのデザインフィロソフィ「VIBRANT CLARITY(ヴァイブラント・クラリティ)」に基づいて、ダイナミズムと上質感を両立させた、全高を低く抑えたショートオーバーハング&ロングキャビンプロポーションの外形スタイルはミディアムハイクラスのスタイリングの新たな方向性を示している。

プロデューサー

トヨタ自動車株式会社

デザイナー

トヨタ自動車株式会社 デザイン本部 トヨタデザイン部

開始日
2007年9月26日
価格

2,560,000 ~ 3,330,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

既存のセダン/ミニバンでは満足できない、上質・アクティブでスタイリッシュな生活を求めるお客様に対して、従来のカテゴリーにはこだわらずに本当に必要な機能を一台のクルマとしてまとめ上げ、新たな価値観を持つクルマとして提供することを目標とした。快適性とユーティリティ、取りまわし性の両立を実現させた独自のパッケージを活かし、明快で伸びやかなプロポーションのスタイリングをお客様に提案することを目指した。

デザインのポイント
1.硬質な面と柔らかな表情のコントラストによるダイナミックな造形が新カテゴリー車としての個性を与えた。
2.包まれ感と広さ感を両立した造形やシックなテクスチャー表現によって心地良く上質な室内を実現。
3.多彩な空間アレンジのそれぞれの状態においてデザイン品質の作り込みを行ない、完成度を向上させた。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

1.歩行者保護等、高い安全性のための技術要件を確保しつつ取り回し性をよくするためオーバーハングやコーナーを切りつめる造形とした。2.中高年ユーザーに配慮し、見やすく使いやすくするため、各スイッチ類やメーター、ヒーコンパネルの文字の大きさ、色目等改善を重ねた。3.ドアトリムグリップは使用性や手を挿入した時の感覚まで考慮しながら美しい形になるよう形状を練り込んだ。4.室内の各収納は位置や中の形状、扉の開き方や開く速さまでも吟味、使い勝手と上質感を追究した。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

材料、部品、車両製造及び走行、メンテナンス、廃棄の各段階で環境影響をトータル評価するLCA(ライフサイクルアセスメント)の考え方を踏まえた総合的な環境評価システムEco-VASを導入。車両の全開発プロセスを通じて目標の達成状況を随時マネジメントすることで、環境配慮設計を強化。トヨタが独自に開発した、リサイクルを繰り返しても劣化しにくい熱可塑性樹脂TSOPをバンパー等、内外装樹脂部品に使用し環境負荷物質を削減。塩化ビニール樹脂に代わってTPOなどを使用し車両全体での塩化ビニール樹脂使用量を低減。リサイクル性向上のため解体性向上マークを設定。樹脂・ゴム部品には分別に役立つ材質マーキングを実施。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

スポーティかつ流麗で上質な新しいプロポーションの創造のために開発初期段階から車両骨格の改革の必要性を提案した。1室内スペースの獲得のためのホイールベースの確保。2室内スペースの確保と車両性能の向上、また視覚的な安定感の確保のための前後トレッドの拡大。3取り回し性、ハンドリングの向上及び一体感、きびきび感のあるスタイリングの実現のためのオーバーハングのコンパクト化。4 2、3と同様、動的性能の向上および意匠的な安定感の獲得のためのタイヤ位置とボディとキャビンサイズの関係の適正化。5室内空間の確保や乗降性の向上および視覚上の安定感の向上やスポーティイメージの表現のためのロッカー位置のロアリング。

審査委員の評価

セダンとミニバンとの間でどっち付かずの機能性とデザインに陥ることも多いクロスオーバータイプだが、この車種はユーザーの立場から厳しく作り込んでいる。シートが5人掛けと7人掛けに変わる柔軟性を持ちながら、ギミックではない実用性を備えている。全体の造形は高い車高をうまく生かしながらタイヤを強調する造りが卓越している。このセグメントがようやく確立されるマイルストーンとなった。

担当審査委員| 奥山 清行   木村 徹   沢村 慎太朗   松井 龍哉  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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