GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
軽乗用車 [スズキ・DBA-HG21S, CBA-HG21S]
部門/分類
商品デザイン部門 - 乗用車および関連商品
受賞企業
スズキ株式会社 (静岡県)
受賞番号
07A08008
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

コンセプトは「Fit on my style?乗ること、持つことへの、心の充足感」です。自分なりの選択眼をもった男性や、かわいい軽では物足りない女性をターゲットに、全高1550mm以下のサイズの中で、スズキにとっては歴史的な「セルボ」という車名とし、新しい時代の軽のスペシャリティーカーとして開発しました。商品特長は「従来の軽にない、力強い立体感と上質感」「走りの快適性、運転する楽しさを感じさせるクルマ」「軽自動車の基本である、日常生活での使いやすさ、利便性を向上」の3つです。これらを柱として、従来の軽自動車にはない新しい個性を打ち出した、軽自動車の新ジャンルカーを目指しました。

プロデューサー

スズキ株式会社 四輪技術本部

ディレクター

スズキ株式会社 四輪技術本部 第ニカーライン チーフデザイナー

デザイナー

スズキ株式会社 四輪技術本部 四輪デザイン部

詳細情報

http://www.suzuki.co.jp/

開始日
2006年11月7日
価格

1,037,400 ~ 1,375,500円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

軽自動車が増加傾向の中で、今までの軽の中に自分の求める商品が無い、という方が増えてきました。それは軽にもスポーティ感やプレミアム感を求められる男性や、かわいい軽じゃないものが欲しいという女性です。そんな方々のために我々は、軽自動車の本来価値(求めやすい価格、室内の広さ、運転しやすさ…)を損なわない中で、強い立体感やクオリティの高さを追求し、今までの軽にない存在感のある内外装デザインを行ないました。

デザインのポイント
1.外観:室内を犠牲にせずに、立体感の強いボディ造形や特徴的なキャラクターを与え、強い存在感を演出。
2.内装:躍動感のあるS字造形のインパネや、各部の精緻感のあるディテールやシボなどにより上質感を演出。
3.カラー:内外装ともに「夜景」をコンセプトとし、大人の上質感を表現。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

内外装ともにスタイリッシュさを前面に押し出したデザインではあるが、軽自動車としての本来価値を損なわないために、空間の取り方から細かい使いやすさまでこだわった。具体的には、エクステリアの造形を立体的にしながらも、室内空間は当社軽セダンの中でもトップクラスを確保、インパネのS字造形は、ただ躍動的なだけでなく、ドライバーの操作性と助手席の視覚的な広さ感との両立を狙ったもの。また、高齢者や子供の乗り降りに配慮したフロント&リアドア開口足元の形状の工夫やステップ形状、ヒップポイント高さやドア開口角度の設定などは、当社のワゴンRやMRワゴンで行ない好評だったユニバーサルデザインの考え方を盛り込んでいる。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

リサイクル材の使用率向上や、リサイクル性を考慮した部品構成などはもちろん、デザイン的には「30%の新規性と70%の普遍性」をテーマに、個性的だが飽きのこない長く使えるスタイリングを目指した。また、インパネからドアトリムにかけての「リーフシボ」を用いて、無塗装のソリッド樹脂でも品質感が出る工夫を行なったことで、生産時の塗装や接着剤による有機溶剤の削減や、リサイクル性も高めている。さらに、消臭天井や消臭素材などと組み合わせ、車室内VOCを削減を法規レベルの前倒しで実現し、環境負荷軽減や人体への安全性も高めている。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

技術、販売などの他部門に対して、商品コンセプトのコンセンサスを得るために、開発初期から連携を密にし、提言、助言を各部署に行ないながら、一貫した方向性を貫いた。さらに、広告戦略策定やカタログ撮影、発表会や試乗会などでも、デザイナーが積極的に参加し意図を伝え、コンセプトのアウトプットがブレないように配慮した。

審査委員の評価

車高や基本パッケージがベース車から変えられなかったのが残念だが、限られたディメンションの中でラインを動かしてよく個性が表現されている。コンパクトな乗用車としてのきれいさが出ている。

担当審査委員| 奥山 清行   木村 徹   沢村 慎太朗   松井 龍哉  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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