GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
温水洗浄組込型便器 [National 全自動おそうじトイレ アラウーノ 標準タイプ CH1001 CH1002 CH1003 CH1001M CH1002M CH1003M ]
部門/分類
商品デザイン部門 - 住宅設備
受賞企業
松下電工株式会社 (大阪府)
受賞番号
07A07057
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

●用途:温水洗浄便座組込型のタンクレス便器 ●特徴1:汚れをはじく新素材樹脂を便器部に採用すると同時に、市販洗剤による泡洗浄方式で水を流すたびに便器内部を自動で掃除 ●特徴2:便器周りのスキマレス化と、業界最小レベルのコンパクト化により、便器内部以外で汚れやすかった部分の防汚性と清掃性を向上 ●特徴3:当社独自の節水ターントラップによる排水方式や、使う時だけ瞬時に温めるお尻洗浄や便座暖房により、業界No.1の節水、節電を実現 ●特徴4:多くの方がゆったりと座れる「丸みを持った四角い便座」と、床に足が届かない子供や立ち座りの際の補助になるアームレストを採用

プロデューサー

松下電工株式会社 住建事業本部 ドレッシング事業部 渡辺一夫、河合一男

ディレクター

松下電工株式会社 電情建デザイン開発センター 住建デザイングループ 稲上義之

デザイナー

松下電工株式会社 電情建デザイン開発センター 住建デザイングループ 鯛家正明、小林次郎+ナオトフカサワデザイン 深澤直人

詳細情報

http://national.jp/alauno/

開始日
2006年12月1日
価格

270,900 ~ 399,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

従来の陶器製便器を、形状制約の少ない新素材樹脂に置き換えるうえで、当初、単なる見た目の斬新さを期待する社内意見が多い中、デザイン部門としてトイレ空間全体の質の向上を意識し、決して奇をてらう事のない素直な住宅設備としての便器デザインを行った。また、社外デザイナーの深沢直人氏と共に企画?デザインも行い、より鮮明にその想いを社内外にアピールし、中途半端な妥協の無い商品化デザインを可能なものとした。

デザインのポイント
1.コンパクトでシンプルなデザインにより、トイレ掃除のしやすさと、広い手洗いスペースの確保を実現
2.丸味のある大きな四角いデザインとアームレストの採用により、多くの方がゆったりと座れる便器を実現
3.天面にデザインされた木目等のアクセントカラーにより、建具や内装材とのコーディネイトの幅を広げた
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

手洗いスペースの確保や掃除のしやすさの為に、難易度は高いが、樹脂化便器だからこそ出来る手法を設計部門と共に十分検討し、業界最小レベルのコンパクト化と、従来の陶器製商品に存在したスキマや段差の解消に取り組んだ。具体的には、便器と温水洗浄便座本体の一体化形状や便器内部のフチ裏レス形状、便蓋先端から便器背面に至るまでのシンプルなひと拭き面形状である。また、着座時の快適性の為に、家具の椅子を参考に多くの方がゆったりと座れる「丸みを持った四角いデザイン」を検討した。さらに、従来から市場評価が高かったアームレストに名作椅子のような意匠性を持たせることで、さらに快適さを向上させた。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

陶器製の同様商品と違い、便器部に熱可塑性樹脂を使用する事で、他の部品と共にリサイクルが可能になった。また、従来は陶器便器成型時の不良品は産廃処理せざるをえなかったが、この製品では安定した金型樹脂成型によって格段に改善されている。つまり、この製品は生産?廃棄に至るまで、非常に環境に優しい商品であると言える。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

技術者に対しては、商品をコンパクトかつ妥協無く仕上げる上で、内部レイアウトや技術課題に対して積極的な解決提案を行った。また、販売部門に対しては、デザインコンセプトや設計思想を開発の初期段階から浸透させ、カタログ表現や販売戦略に活かしやすくするように配慮した。

審査委員の評価

まず第一に‘清潔’を感じさせるデザインである。トイレの自動洗浄機能は画期的で、高く評価したい。それを含めた製品として、機能・外観ともに良いデザインである。多くの方がゆったりと座れる「丸みを持った四角い便座」は素直な住宅設備として違和感はなく、小スペースでの動きにも問題は無い。

担当審査委員| 益田 文和   五十嵐 久枝   黒崎 輝男   船曳 鴻紅  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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