GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
コンパクトキッチン430 [コンパクトキッチン430]
部門/分類
商品デザイン部門 - 住宅設備
受賞企業
株式会社三輪 (大阪府)
受賞番号
07A07042
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

インターネット建材のパイオニア、「サンワカンパニー」の「コンパクトキッチン430」は清潔で錆にも強く、メンテナンスも簡単なオールステンレスキッチン。付け足すことを競うのではなく、そぎ落とすことでその存在を明確するという考え方で、デザイン・価格・機能性をバランスしました。あくまでも[MADE IN JAPAN]に拘り、シンクまでも職人さんの技で叩き出しております。切断、溶接、研磨から組立までの工程も、すべて手作業です。20年以上の経験を持つベテラン板金工8人が、完全自動化ラインの工場より短納期で低価格を実現しました。もちろん、マンションなどの大型物件にも対応しております。

プロデューサー

株式会社三輪 インターネット事業部 部長 樋口勝啓

ディレクター

株式会社三輪 インターネット事業部 商品開発課 原野繁之

デザイナー

株式会社三輪 インターネット事業部 商品開発課 デザイナー室田磨美

左側:室田 右側:原野

詳細情報

http://www.sanwacompany.co.jp

開始日
2006年12月1日
価格

132,090 ~ 180,075円/台 (円/台)

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

老人ホームやワンルームマンション、セカンドキッチンなどコンパクトキッチンのニーズが高まる中、「デザイン・機能性・収納力」の全てを満足させることを目標にしました。幅広い層に受け入れてもらえるように余計なものを省き、ミニマルなデザインを追求しました。建築家、デザイナーの皆さんに評判の素材、ステンレスを採用し、その素材が本来もつ特性、美しさ、特質を最大限に活かしました

デザインのポイント
1.金属素材なので重くならないよう小箱をイメージし、どんな空間にもマッチすることを意識しました。
2.業務用厨房のイメージにならないように、すべてのエッジをシャープに処理しました。
3.壁付けとアイランドのどちらでも対応可能なサイズバリエーション。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

1.腐らない、消臭や防虫機能があり、ホルムアルデヒドなど有害物質の発生する恐れがないステンレス素材を採用。2.プレス型のミニシンクは浅く、コーナー部が丸い上、水勾配が急です。このため茶碗やカップの破損が多いのです。コンパクトキッチン430には深い角シンクをデザインしました。職人さんがステンレスを叩き出して製作しますが、容量もあるので大きめの鍋やフライパンの洗浄も無理なく行なえます。3.扉や引き出しは開けやすいように手がかり部分を斜めに折りこんで指がかかりやすくしました。引き出しは下部も折込み、上下どちらからでも簡単に引き出せます。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

通常キッチンの心材にはパーティクルボードやMDFなどの再生木材が使用されています。この表面にシートを張ったり、塗装したりして仕上げますが、湿気や洗剤の影響で汚れや反りのクレームが発生します。ステンレスは水に強く、不燃材ですので防火の効果もあります。また、消臭と防虫効果もありますので、衛生的なキッチンには最適な素材といえます。一般的にキッチンの保証期間は1年ですが、当社のステンレキッチン430は保証期間を2年に設定しています。また、ステンレスは品質劣化がないのでリサイクルには最適な素材です。廃棄の場合は、金属リサイクル業者が買取ってくれます。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

当社は大手キッチンメーカーと提携して、20年間で7000台のキッチンをマンション中心に納入してきました。今回の企画は東大阪市の従業員11人の小さな板金工場とタイアップし、量産品にはない『手作りの日本製』に拘りましたが、使いやすさと作りやすさをバランスデザインすることでコストダウンを実現させました。量産体制が必ずしも低コストの答えでないことも実証でき、一挙手一投足を管理しなくても『信頼』で品質管理ができることも学びました。工場で完成した製品は、インターネット販売で直接お客さんにお届けします。流通を短絡化したことで、お客様の声が直接工場に届くのでデザインや品質改善のスピードが各段に速くなりました。

審査委員の評価

無駄のないシンプルなデザインを評価。素材もオールステンレス、手掛け等ディテールにも拘りを感じる。すっきりとした見せるデザインを意識しているので、オフィスやリビングなどインテリアを重視する場所に設置されるイメージが広がる。使い勝手が広そうな点は好印象だ。掃除もし易く清潔感がある。

担当審査委員| 益田 文和   五十嵐 久枝   黒崎 輝男   船曳 鴻紅  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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