GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
デュアルバンド FM ハンディートランシーバー [STANDARD VX-3]
部門/分類
商品デザイン部門 - 携帯電話、モバイル関連商品
受賞企業
株式会社バーテックススタンダード (東京都)
受賞番号
07A03047
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

144MHz/430MHz帯の2バンドに対応するアマチュア無線用の超小型FMハンディトランシーバー。送信出力は144MHz帯で1.5W、430MH帯で1W(外部電源使用時はその2倍の出力)。またワイドバンド受信(AM、FM放送、TV音声、短波放送、航空無線、他)が可能である。AM放送受信専用バーアンテナを内蔵。FM放送は市販のステレオイヤホンによりステレオ受信が可能。標準付属のLi-ion電池の他、外部電源や乾電池ケース(単三3本)での運用も可能(いずれもオプション)。インターネットを介して通信可能なWiRESキー、簡易メッセージ機能、各種エマージェンシー機能等、多彩な機能を搭載。

デザイナー

株式会社バーテックススタンダード デザイン室

詳細情報

http://www.standard-comm.co.jp

開始日
2007年6月27日
価格

34,800円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

アマチュア無線用超小型トランシーバーとして1997年にVX-1が誕生し、VX-2を経て今回VX-3の商品化となった。情報化が一段と進む現代、この商品の独自性をどう伸ばしたらいいかを考えた。小型でありながら送信出力があり多様な受信に対応でき電源系統も充実し、アウトドアならびに普段の生活でも活用できる情報ツール。小型で限られたスペースの中で、その具現化を目指しデザインした。

デザインのポイント
1.限られたスペースの中に各パーツを効果的に配置し、基本的な操作は極力片手でできるようにした。
2.右上の回転ツマミの周りを盛り上げて、前後に指かけ用の凹みをつけ、誤動作防止用のロック機構を施した。
3.ウインドウの上側に傾斜をつけ、また右側面を柔らかく盛り上げ、動きのある造形とした。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

誤動作防止のため回転ツマミに対し機械式のロック機構を導入し、材質として指あたりの柔らかいエラストマーを使用した。また左側面のキーに対しては周囲を盛り上げ、キーをガードする形とした。また正面のキーに対しても、誤動作防止と擦れによる文字のツブレをなくすため、突量を抑えた形とした。それからホールド性を高めるためケース側面に横方向の凸形状を 強めにつけた。乾電池ケースに対しても重量が増すので、ケースの補強とホールド性を高める ため強めの凸形状を施した。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

耐用年数(約10年を想定)が過ぎても、故障しない限りは製品として使用可能であるが、製品の基本性能を高めるとともに、ケースにポリカーボーネート樹脂、内部の放熱器にはアルミダイカスト(シャーシ)を採用して、耐衝撃性と強度を増した堅牢な作りとし、製品内部へのダメージが軽減されるようにした。製品の長寿化を図るとともに、ユーザーに少しでも長く使ってもらえるよう心がけた。廃棄にあたっては、環境問題を考慮し、RoHS指令に対応した部品を採用し、極力素材別(部材)に分離可能な構造としている。(筐体、内部基板類、他)

審査委員の評価

この出力でこのコンパクトさを実現できると、リグの設置場所に縛られることなく、アウトドアのいろんなシチュエーションでの使い方が考えられる。FMラジオを初めとする様々な受信機能の充実も、無線機の使い方に情報端末としてのあらたな挑戦が見える。インターネットを介しての通信機能や、各種エマージェンシー機能などの採用も含めて、総合的な商品企画に優れている。また、コンパクトながらワンハンド操作性に優れ精緻な表情に仕上がっていることが評価された。

担当審査委員| 村田 智明   國澤 好衛   芝 操枝   武田 徹  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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