GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

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受賞対象名
大手町カフェ [ちりばめられたキッカケが、都市生活者のエコ・コミュニケーションを誘発する、持続可能な都市開発プレゼンテーション空間+カフェ]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
三菱地所株式会社 (東京都)
受賞番号
06D01024
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

大手町カフェは、大手町・丸の内・有楽町の再開発における環境負荷低減への取り組みを通じて、持続可能な都市づくりを推進するコミュニティ形成の場である。ガーデンに配置された亜臨界水プラントは、生ゴミをバイオガスや乳酸に「再資源化」できる。ビル内で完結する循環型技術への期待は大きい。カウンターの大理石は、旧新丸ビルで使われていた物をリユースした。伝統的な漆喰壁など環境に配慮した素材をデザインに活用し、施工の際に環境負荷を極力抑えるため、素材感を活かしたデザインとし、工程を最適化した。空間要素にはQRコードが添付され、携帯で説明を見たり、コメントしたりできるユビキタスミュージアムを形作っている。

プロデューサー

三菱地所株式会社 ビル事業本部 都市計画事業室 室長 谷澤淳一、参事 井上 成、玉田 泉、近江哲也

ディレクター

株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所 代表取締役所長赤池学+株式会社乃村工藝社 CCカンパニー MC事業本部 デザイン1部長 鈴木恵千代

デザイナー

株式会社乃村工藝社 CCカンパニー MC事業本部 デザイン1部 デザイナー 中村寿考+株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所 プロダクトデザイナー 野木麻衣子

詳細情報

http://o-cafe.com

開始日
2005年8月31日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

大手町カフェは、居心地のよいインドアガーデンを持つ集客施設であると同時に、都市の環境について考える「きっかけ」がちりばめられているエコミュージアムでもある。誰かに説明され驚きを感じた人は、次の誰かに説明したくなる。こうしたコミュニケーションを誘発する仕組みのデザインこそが、環境配慮の意識を深め広げる一番の方法ではないかという試みである。

デザインサイドに提示された要求・要望
1. 来し方行く末に物語のあるエコ素材を可能な限り利用し、緑化やリサイクル等の都市の環境対応技術をデザインに展開し、植物は全て本物とし、視覚的にも美しい心地よい空間とすること。
2.地域の市民による取り組みや、企業の環境PRやCSR広報をアドホックにプレゼンテーションできる、100名程度のイベントも可能な、フレキシブルなサロン&ライブラリー機能を持たせること。
3.サインやパネルを極力少なくしながらも、ユーザーが理解を深めることのできるコミュニケーションインターフェースを介在させること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

濃密で心地よいインドアグリーンとそれに溶け込み目を引くシンボルとしてのプラント模型の構成バランスの最適化を、飲食店としての客席数を確保しながら行う。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

通常の飲食店としての機能と、エコミュージアムとしてのプレゼンテーション機能をどのように融合させるか。また、オープンスペースと、飲食店客席の導線をどのように自然に分割するか。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

エコロジーへの気付きや、イベントへの誘客支援、地域の活動とのつながりを表現するなど、立体的なコミュニティ形成支援の場となる仕組みづくり。

審査委員の評価

都市のバイオマスのシステムを有効利用することで、ゼロミッション型で都市の「憩い」をデザインしたものであり、新しい技術および技術の人間化を示唆している。また、これからの社会・文化的な価値を誘発するショールーム効果もある点と同時に都市の憩いの装置のプロトタイプになり得る各点を評価。

担当審査委員| 日高 一樹   赤池 学   生田 幸士   黒川 玲   紺野 登   西山 浩平  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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