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建物を南側に寄せ、出来る限り効率的に容積を上部に積み、駐車場を100％確保しながら大きな中庭と提供公園を創りだした計画。ポイントは、大きな中庭エントランスとサブエントランスで囲みセキュリティライン内に公園の様なスペースを創出したことにある。デザインとしては、綾瀬川、矢立橋、そして日本の道百選にもなっている草加松原遊歩道などの豊かな緑と水に囲まれた伝統や文化の薫りを本物件の要素として引き込んでいる。日本的な松並木を従える綾瀬川?サブエントランス?中庭?メインエントランスにかけて一貫した流れを意識して計画している。
株式会社コスモスイニシア
株式会社コスモスイニシア 北関東支社 建築監理部
川口土木建築工業株式会社一級建築士事務所＋株式会社ランドスケープデザイン
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昨今、外部との関わりを持てない児童が増えており、逃げ場がなく精神病に病んでしまうことが挙げられている。コンクリートの箱の様なマンションに、外部と関わりを持たない核家族が住む。こんな事が続いたらどの様な社会になるか不安を感じざるを得ない。本物件は、様々な家族形態に対応した多くの内部プランとコミュニティーを育む共用部を持った計画とし、ただの箱物マンションとは一線を画した住まいの提案が出来たと思う。
計画地は、綾瀬川・草加松原遊歩道・矢立橋の歴史ある美しい景と工場・ホームセンター・マンション等が混在する統一性のない風景に囲まれている点。
草加松原は水と暮らし、水に集い、水害との戦いの歴史を持っている。この地に住まう者にとって、「水の存在」は不可欠であり、マンション内に引き込む必然性がある。
センターエリアに子供達の自由な遊び、大人達の自由なくつろぎを促す、活発的な「動の世界」を創り出す。イベント、コミュニケーション、使い方を好きなように発見し、変化する場を提案できるようにする点。
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