GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
あしなが心塾レインボーハウス [東京都日野市百草892-1]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
株式会社日本設計 (東京都)
受賞番号
06B01070
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

様々な理由で親を失った遺児たちのための学生寮(大学生対象)とボランティアや職員たちによる遺児(子供から大人まで)の心を癒す施設機能を併せ持つ複合施設です。 敷地は南斜面の丘陵地(高低差約30m)で、緑豊かな環境下にあります。建物は敷地との一体性を高めるため半地下化した上、屋上緑化を積極的に行っています。敷地全体を活動の場と捉え、回遊性に重点をおいて配置しています。 内部は外部の景色を遮断しないようできるだけ壁で仕切らないようにしています。寮棟に関して、寮室を北側配置とし南側の緑が見渡せる明るい部分に2層半の吹抜交流空間とし、常に寮生同士の交流が自然と生まれるような構成としています。

プロデューサー

あしなが育英会 会長 玉井義臣

ディレクター

株式会社日本設計 チーフアーキテクト 黒木正郎

デザイナー

株式会社日本設計 建築設計群 宮崎正俊、大倉直子、石川琢也、友田和加子

詳細情報

http://www.ashinaga.org/index.php

開始日
2006年2月1日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

親を亡くした遺児たち(大学生対象)のために夢と希望にあふれる学生寮「心塾」と、親を失った子供たちの心を癒すすまいとしての「レインボーハウス」を提供したいと考えました。自然に囲まれた心安らぐ環境の中で、人同士の交流がさらに促進するような建物構成とし訪れるたびに新たな発見が見出せる施設を提案しています。豊かな自然と一体となったこの家でこれから多くの人に利用されて希望を抱いてくれることを望んでいます。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.全国の募金活動から得た資金による建設ということから質実剛健で質素であり、かつ遺児たちの心のケアも行うため周囲の自然と一体となり威圧感のない心安らぐ雰囲気作りを第一とした計画を要望された
2.学生寮は180人を収容可能とし、男女人数比への対応も出来るよう依頼された。寮生同士で助け合い、思いやりの精神を育むことで、社会に役立つ人材が育つような場所を要望された。
3.レインボーハウスは傷ついた子供たちの心をいかに癒す施設とするかに重点をおいている。様々なケア活動を提供するにあたり屋上に広場を設けたり、回遊性を高めて敷地をうまく活用できるよう依頼された。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

心を和らげる雰囲気作りと、社会に役立つ人材育成の場にふさわしい質実剛健なイメージという双方の特徴を同時に引き出せるデザイン要素は何であるのかテーマとしている。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

学生が閉じこもらずに表に出てきて、人同士のコミュニケーションが自然と発生するためにはどのような空間構成がふさわしいのか。学年を超えての対話を生むにはどのような寮室とするべきなのかをテーマとしている。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

自然と建物とがうまく調和して、敷地全体を活用して場所のポテンシャルを引き出すためにはどのような配置構成とするべきなのか。自然の美しさを引き出す建築のあり方は何かをテーマとしている。

審査委員の評価

施主と設計者が一体となり取り組んだプロジェクトそのものを評価したい。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   北山 恒   黒崎 輝男   難波 和彦  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

ページトップへ