GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ペンション×減築×コンバージョン [静岡県伊東市大室高原5-635]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
西田司 + 深尾精一 + 田中亮平 + 首都大学東京21世紀COEプログラム  (東京都)
受賞番号
06B01010
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

伊豆高原の別荘地にある、ペンションの改築計画である。既存建物は築25年程の二階建ての木造ペンション。建物の二階部分を取り去り一層に減築し、住宅の離れに用途変更する。利用したのは一階の柱と梁と基礎。既存の細い柱梁の上に新規の梁を重ねて補強し、その上に新たな小屋組を載せた。柱や梁は現しとし、建物の外側から外壁と屋根を一体とした皮膜を取り付け、建物の外周を構造用合板で一体的に固める事で構造を補強している。また、使用したサッシは全てペアガラスの仕様で、外周に巡らせた断熱材とともに建物を環境補強し高気密、高断熱の空間を実現している。意匠的な面での改修と同時に現代住宅として相応しい住宅性能を持たせている。

プロデューサー

オンデザインパートナーズ 西田 司(首都大学東京大学院研究員)

ディレクター

首都大学東京 都市環境学部 教授 深尾 精一

デザイナー

東京都立大学大学院 工学部 建築学専攻 小泉研究室 博士課程前期 田中 亮平

西田司 深尾精一 田中亮平

開始日
2005年12月1日
価格

-

問い合せ先

オンデザインパートナーズ
Email: nishida@ondesign.co.jp
URL: http://www.ondesign.co.jp/

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

この建物は「もったいない」という言葉を形にしたような建築。既存の二階建て洋風のペンションを減築し、和風の住居の離れとした今回の提案は、結果として今日のスクラップアンドビルド的な考え方に対して疑問を投げかける事になった。既存の建物ストックに余剰があるような現在の状況で、たとえ必要とされていない建物であったとしても、利用可能な部分は利用し尽くす事を模索する、そのような建物の更新のケーススタディである。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.庵、かまどを備えた和風の意匠の離れであること。
2.庭を中心とした生活を遅れる家であること。庭で採れた季節の野菜を存分に楽しむ為の昔の農家のような大きな土間が欲しい。
3.現代住宅としての断熱性能を備えたものであること。(以前のペンションには断熱材が使われておらず、厳しい気候のこの土地では高齢のクライアントは厳しい生活を余儀なくされていた。)
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

予算内で、要求されたプログラムを満たす建築面積を確保する事→既存建物を利用

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

既存建物を利用する際に、現代住宅としてふさわしい構造的、環境的が性能を有する住宅にする事。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

既存の建物である洋風ペンションを和風の意匠を持った住居にコンバージョンする際の意匠の調停。

審査委員の評価

「減建」という新しい試みであるし、ユニークで完成度の高い作品であるが、1階部分の構造体を残すメリットが良く分からなかったのが非常に残念でした。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   北山 恒   黒崎 輝男   難波 和彦  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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