GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
マッサージチェア [MEDICALCHAIR ROBOSTIC FMC-6000]
部門/分類
商品デザイン部門 - 健康管理・美容商品
受賞企業
ファミリー株式会社 (大阪府)
受賞番号
06A01031
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ジョイスティックを搭載したマッサージチェア。ユーザー自身が操作するジョイスティックに追従して、もみ玉が動く。それにより体へのあたりを感じながら、繊細な部分まで自分好みのマッサージを作っていくことができるという、新しいマッサージ方法を生み出した。また、デザインにもこだわり、横や後ろ側もレザーで覆うことで、前からだけではなく、全ての方向からの視線を意識した美しい姿となっている。そのため従来のマッサージチェアの定位置であった部屋の端ではなく、部屋の中央に置きたくなるインテリア性を備えている。

プロデューサー

ファミリー株式会社 代表取締役社長 稲田二千武

ディレクター

株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役 村田智明

デザイナー

株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役 村田智明

村田智明デザイナー

詳細情報

http://www.family-chair.co.jp

開始日
2006年4月1日
価格

オープンプライス

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

マッサージチェアが持つ「マシン」、「機械」という重々しいイメージを、インテリアアイテムの位置まで高めるという事が、このプロジェクトにおけるデザインの役割の一つだった。以前にもインテリア性を謳ったマッサージチェアはあったが、性能に関しては決して満足のいくものではなかったと思う。本機のデザインではその問題の解決に注力し、またジョイスティックによる操作という、今までに無い新しいコンセプトを提示できた。

デザインのポイント
1.背面をレザーで覆うなど、あらゆる角度からの視線を意識し、裏や後ろ側の無い全方位デザインを実践した。
2.ジョイスティックを採用し、手とマシンの動きを連動させることで、直感的な操作を可能とした。
3.リモコン操作を人型ピクトとマッサージポイントをリンクさせる事で、操作しやすいインターフェイスにした。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

ジョイスティック操作を採用し、手の動きとローラーの動きを連動させることで、ユーザーがどんな姿勢にあってもストレスなく操作できるようにした。また、リモコン操作に関しても、選択頻度が高い操作については人型のピクトを使用し、使用者の望むマッサージポイントとマッサージチェアの動きを視覚的にリンクさせることで機能の視認性を高め、多機能ゆえに数が多いボタンを前に、ユーザーが迷うことなく操作することを可能にすることができた。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

従来からの技術と大きくは変わらないが、ユーザーの誤操作による破損等が起こらないような工夫を取り入れている。例えば、ジョイスティック起動時に開ける扉は、故意に外れやすくしており、破損防止と、ユーザーの怪我の防止を目的としている。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

技術に対しては、あまり重要視されてこなかった背面や裏になる部分に対する意識を高く持ってもらうよう働きかけた。また、リモコンも新しいコンセプトに合わせ、一から見直すことを提案した。販売に対しては、インテリアアイテムとして位置づけるというコンセプトを実現するため、レッドとアイボリーという上質なインテリア空間に置かれることを意識したカラー展開を提案した。また、製品だけではなく、製品ロゴやパンフレットの監修など、本製品の造形に関わる一切を同一デザイナーがディレクションすることで、デザインや技術、営業/販売との間で乖離しがちなコンセプトを一貫させるよう努めた。

審査委員の評価

本当に高度で性能の良いマッサージチェアをデザインがイニシアチブをとって追求した点を評価。高機能化にともなう操作のむずかしさをこれまでにないジョイスティックを活用するという提案により解決している。

担当審査委員| 國本 桂史   倉方 雅行   サイトウマコト   廣田 尚子  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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