GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
完全物質循環リサイクルにおける新たな社会システム [「新たな原料生産技術の確立」とその技術を応用した環境資源リサイクル方式]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
帝人ファイバー株式会社 (大阪府)
クインリンアンドジー株式会社 (東京都)
受賞番号
05D01003
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

長年エチレングリコール(EG)解重合法を自社工程の原料回収に使用していたが、このEG解重合法及び精製技術を基に、使用済み化成品に混入している染料等の加工・添加剤、金属等を効率的・経済的に異物を分離除去し、石油からの原料と遜色ない高純度原料を製造するプロセス技術「新原料リサイクル技術」を開発した。この技術により、高純度99.99%以上の原料が得られ、石油を利用した生産よりも消費エネルギー・二酸化炭素排出量が大幅に低減される。使用済み化成品が原料化されるため廃棄物再利用も可能で、現存する資源リサイクルと比較しても、多様な方面での資源の再活用が出来る。

プロデューサー

帝人ファイバー株式会社+帝人株式会社+帝人化成株式会社+帝人テクノプロダクツ株式会社+帝人デュポンフィルム株式会社

ディレクター

帝人ファイバー株式会社 営業企画室+クインリンアンドジー株式会社

デザイナー

帝人ファイバー株式会社 営業企画室+クインリンアンドジー株式会社

詳細情報

http://www.teijin-eco.com

開始日
2002年4月
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

石油から化成品が作られるのに「作られた化成品をなぜ原料に戻す事が出来ないのか?」と約10年も研究を重ね、不可能といわれた化成品を原料まで戻す技術「新原料リサイクル技術」を世界で始めて確立しました。発展途上国の急激な経済発展と世界的に増え続ける人口に、この技術は、今迄無し得なかった石油に依存しない大量生産を可能にし、生産時の環境負荷が小さい等の利点から資源の永久循環型社会を形成出来ると自負しています

デザインサイドに提示された要求・要望
1.使用済み化成品が原料に戻る「新原料リサイクル技術」を一般消費者に理解し易い説 明ができるようなコンセプト。
2.「新原料リサイクル技術」を利用した「完全物質循環リサイクル」と他の資源リサイクル方法:リユース・リデュースを一般消費者に理解させ、リサイクルを認知させるコンセプト
3.「新原料リサイクル技術」が新たな大量生産方式である事と同時に本当の「循環型社会」とは何かと一般消費者の同意を得られるようなコンセプト
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

一般消費者が資源リサイクルの実態を知らない為、「完全物質循環リサイクル」を理解できなかった。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

資源リサイクルばかりに注目され、そこにある革新的な技術「新原料リサイクル技術」に気付いてもらえなかった。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

「完全物質循環リサイクル」の全体像が大きすぎ、一般消費者の興味をおこさせるものではなかった為、身近に感じられなかった。

審査委員の評価

現段階ではビジネスとして成立しないという判断から、誰もが取り組まなかった使用済みの化成品を原料まで戻し循環させる技術を自主開発し、業界や社会を先導しようとしている企業姿勢に、社会デザインの可能性を感じた。回収方法など、一般化するまでには時間が必要であり、現段階ではデザインとしての完成度は高くないが、継続し実現させるという同社のコミットメントを評価した。

担当審査委員| 赤池 学   紺野 登   タナカ ノリユキ   西山 浩平   日高 一樹  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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