GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
赤坂インターシティ・ホーマットバイカウント [東京都港区赤坂1丁目11-44]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
興和不動産株式会社 (東京都)
株式会社日本設計 (東京都)
受賞番号
05B01058
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

複合建築物における建物外観意匠の統一感を出すためにテラコッタルーバー・テラコッタパネルによる一体的な外装計画としたた。耐久性・自然環境負荷の低減・外壁清掃コスト費低減といった実質的メリットも確保しながら、大規模建築ゆえに社会資本として建設せよという施主からの命題に対し、「古代から存在する長寿命の素材を現代技術をもって新たな製品へと転換し、長寿命のデザインとする」という回答を提示した点が、既存大規模建築とは異なるユニークな部分である。建物機能は100年の寿命をもつ外壁+構造体と、時代の要請にしたがって更新が可能な設備+内装という区分けを明確にしており、その機能を実現可能なデザインとしている。

プロデューサー

興和不動産株式会社 ビル事業本部 都市開発部長 執行役員 永井俊彦

ディレクター

株式会社日本設計 建築設計群 シニアアーキテクト 小坂 幹

デザイナー

プロジェクトデザイン 株式会社日本設計 シニアアーキテクト 小坂幹、主任技師 加藤弘治

デザイナーの写真:小坂+加藤

開始日
2005年3月1日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

事務所・住宅・店舗の大規模複合建築物を、各々の機能を高いレベルで保持したまま互いの独立性と建物全体の統一感を獲得するという二律背反する命題にたいし、テラコッタルーバー・テラコッタパネルというローマから伝わる古典的素材を現代技術の応用を通じて建物外壁のデザインとして昇華させ、その困難な問題の解決とした。結果として世界に類を見ない新手法を建築デザインの一つとして社会に提示することができたものと考える。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.100年の寿命を持つ社会資本としての建築物をデザインする。事業のみならずデザインとしても生き残ることのできる正統性を追求すること。
2.周辺環境への配慮を特に図ることで、100年後の建築価値が現在よりもさらに増大するようなデザインの仕掛けをすること。
3.地球環境的な視点を持ち、省エネルギーならびに環境負荷の少ない計画とすること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

機能を異にする空間を一つの建物に内包するという困難さ。建物としての統一感をいかに求めるか、さらに住宅と事務所という2つの機能のどちらも主従の関係性にすることなく、高いレベルで統一するかという点。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

100年という長寿命を予測してデザインをすることで、現在だけのデザインの価値観だけで意匠計画をするのではなく、「時間の経過」を意匠に取り込むことをいかに行うかという点。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

テラコッタという古代から伝わる素材をいかに現代技術と組み合わせることで、超高層建築がもつ厳しい外部環境にも100年以上耐えられるようなデザインとして昇華させるかという点

審査委員の評価

テラコッタルーバー、テラコッタパネルによる外装のディテールが建物に暖かさを与えている。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   黒崎 輝男   塚本 由晴   吉岡 徳仁  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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