GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
清里アートギャラリー [山梨県北杜市高根町清里字念場]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
有限会社岡田哲史建築都市計画研究所 (東京都)
滋賀県立大学環境建築デザイン研究機関 (滋賀県)
受賞番号
05B01074
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

■建物の用途は、アートギャラリーを備えたゲストハウスである。■施工は、工場でプレファブした舟形の殻状構造体を現場で複数配置し、相互に屋根を架けて空間をつくる方法をとった。■湾曲した殻状構造体は水平力に対して粘り強い(構造実験実証済)。■舟形の殻状構造体は、構造の役割を担うと同時に、厨房、階段、収納、便所等の諸機能を内包するコンテナの役割をも担う。そこで私共はこの構造システムを「CSS(Container Structure System)」と命名した。■CSSはあらゆる構造方式に応用可能であり、プレファブによって3次曲面を自在に形成し、変化に富んだ建築空間を安価に実現できる点が特徴的である。

プロデューサー

有限会社岡田哲史建築都市計画研究所 代表取締役 岡田理佐

ディレクター

滋賀県立大学 環境科学部 助教授 岡田哲史

デザイナー

滋賀県立大学 環境科学部 助教授 岡田哲史(建築デザイン)+陶器浩一(構造デザイン)

岡田哲史

詳細情報

http://www.okada-archi.com

開始日
2005年4月1日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

■理屈ぬきに「美しい建築」をつくりたいと思う。それは、近代の産物である計画論やダイアグラムといった小細工を骨抜きにしてしまう何か、すなわち建築が本来もってしかるべき強度を、私の直観力とイマジネーションに共感してしてくださる方々のために建築をつくる試みであり、今回もそのひとつの試行と位置づけた。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.まず何より非日常的な建築(空間)が欲しい。そしてそのなかに、これまで収集してきた芸術品を展示陳列するギャラリーがほしい。
2.建物の規模は延床面積で70坪程度欲しいが、建設費は4500万円を上限としたい。別荘地の規約として7月と8月は現場工事ができないが、なるべく早く完成させてほしい。
3.敷地の東側に広がる保存原生林を眺めながら生活したい。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

規模に比して少ない建設費を考えると木造で計画することが必須条件であった。現場工事のできない7月と8月は工場でプレファブし(プレファブはコスト削減にも寄与する)、9月に現場で建て込む工法を考えた。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

CSSを開発し、1次空間(主要空間)と2次空間(主要空間をサポートする機能空間)を考えた。1次空間はパッサージュさながらに自由なアクティヴィティを受容し、近代の合目的的な空間機能の概念を宙吊りにする。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

アートギャラリーは、このゲストハウスのなかでも特別な空間として位置づけられる。エントランスホールの空間を膨らませて巨大な吹抜け空間とし、陽光が降りそそぐ明るい空間にした。

審査委員の評価

森の木立の連立性と垂直なデザインがとてもユニークであり、評価できる。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   黒崎 輝男   塚本 由晴   吉岡 徳仁  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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