GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
おむつ交換台 [ベビーシートMP-FL、ベビーシートMP-WA]
部門/分類
商品デザイン部門 - 公共機器・設備/公共交通関連機器・設備
受賞企業
コンビウィズ株式会社 (東京都)
受賞番号
05A11040
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

トイレでの使用を前提とした薄型折りたたみ式の乳幼児用おむつ交換台。対象は2才半まで。トイレブースなどで、床や壁に固定して設置します。設置の際に、乳幼児の乗る方向を定めてベッドの向きを左右何れかにセットします。軽い力でベッドを開閉できる機構を備え、乳幼児を固定するためのベルトも片手で引き出し、ロックすることができるので、スムーズに作業ができます。子育てをする世代をターゲットとした店舗や公共施設、ターミナル等のトイレですでに利用されています。未使用時は100mmの厚みに収まる省スペース設計であるため、既存のトイレブースにも設置できます。

プロデューサー

コンビウィズ株式会社 開発部 取締役部長 高橋浩三

ディレクター

コンビウィズ株式会社 開発部 開発企画担当 主席 麻上秀篤

デザイナー

有限会社賀風デザイン事務所 プロダクトデザイン事業部 リーダー 西澤 稔

詳細情報

http://www.combiwith.co.jp/biz/products/toilet.html

開始日
2004年5月1日
価格

118,000 ~ 138,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

新しい世代の子育てが、楽しく快適になるために、オムツ交換台の性能、機能を細部  に渡り徹底的に見直しました。ベッドは、赤ちゃんをのせた際のガード機能のため、特徴的な形状になりました。ベルトは片手で簡単に装着できます。繰り返し行ったモニター調査をもとに、安全性とユーザビリティーを最優先としたことで、優しさと信頼感を与えるデザインになったと思います。

デザインのポイント
1.折りたたみ時に圧迫感を感じさせず、かつ主張しないために、全体を大きな曲面で構成しました。
2.開いたときの迎え入れるようなやさしいくぼみ形状は、真空成型によりクッションが一体成型されています。
3.ベルトの使い方が一目でわかるように、動作に関連する部分にはポイントカラーのオレンジを配しました。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

開閉用の取っ手位置は、見てすぐに位置が判断できるような形状で表現しました。また、各種機能や用途が一目でわかるよう、アイコンやポイントカラーを目立つ位置に配し、初めてでも使いやすいかどうかを繰り返しモニターをし、検証しました。また、特に重要な警告・注意事項は、コントラストの高い絵文字で、目立つ位置に配し、英文併記により海外の方へも可読性を高めました。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

ほとんど全ての部品がサービスパーツとして交換対応できます。最も交換需要が高いと予想されるクッションマットは、簡単に取り外せるようにスナップフィットとし、張り材には環境配慮のためオレフィンレザーを採用しました。外装部材には食品衛生法に準拠した安全な素材を用い、難燃機能をもたせています。また、接着剤にはホルムアルデヒドを放散しないものを採用。金属と樹脂は一体成型せず、部材ごとに廃棄可能です。樹脂部品には材料記号が刻印されています。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

壁面側の情報表示板は、内部にフレームを走らせ、トップには壁へのアンカーヘッドを逃すための空隙を設けて施工性を高めました。そのため、今まで設置できなかった壁面でも、適度な補強をすることで、床清掃のしやすい脚なしタイプ(WA型)が設置できるようになり、販売サイドでは商機を広げることができました。また、ワンタッチベルトのシステムは、グループ会社であるコンビのベビーカーのガード部品と、チャイルドシートのリトラクター機構といった、既存技術の組み合わせを技術サイドに提案し、実現しました(特許出願中)。

審査委員の評価

使用時の形態および操作性、使用しない人への圧迫感のなさ。公共空間に設置され機器が持つべき特性に対してよく配慮されたデザインであることを評価した。たとえば、取り扱い説明がシートを開いた時にのみ見える設計となっている点は、使用者の意欲をそがず、一般の人に情報過多とならない優れた解決と言える。進化するトイレ空間にマッチした曲面構成も好ましい。

担当審査委員| 森山 明子   大月 ヒロ子   平野 湟太郎   福田 哲夫  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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