GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

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受賞対象名
災害時緊急初期情報収集無人飛行システム [カイトプレーンレスキュー1.0]
部門/分類
商品デザイン部門 - 知育教育関連商品・設備
受賞企業
株式会社アトリム (大阪府)
受賞番号
05A11031
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

災害時の初期情報収集は救援・救助活動に不可欠ながら、交通・通信手段が寸断された被災地では困難を極める。本システムは無人航空機(UAV)を用い、空から安全で正確に情報を収集するシステムである。迅速な情報収集を行うため、着脱式情報収集機器ユニット、手投げ離陸機能を備えており、出動要請から1分以内での出動が可能になっている。配備を想定しているのは、地域における救援・救助活動の拠点である消防署。本システム導入により、消防署が人体における末梢神経のような役割を果たし、初期情報収集網が張り巡らされることになる。風に強く、風速10m/sでも飛行可能。自重の40%に相当する600gの情報収集機器を搭載できる。

プロデューサー

株式会社アトリム 代表取締役 渡辺隆元、取締役副社長 岡部和夫

ディレクター

株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役/デザイナー 村田智明

デザイナー

株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役/デザイナー 村田智明

ハーズ実験デザイン研究所代表取締役村田智明

開始日
2005年12月25日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

近年、世界で頻発する自然災害に対し、本システムは初期情報を収集して救援・救助活動を支えるという極めて重要な社会的意義を持つ。被災地に緊急発進し、現場の状況を遠隔から早期に収集し、救助活動へ役立てるなどの支援をするUAV(無人飛行機)システムである。つまり、安全性、環境性、低価格化、操作性、機体の強度・メンテナンス性、使用者許認可制度、ブランディングといった総合的要件の実現である。

デザインのポイント
1.指定された主翼の角度や尾翼の位置を守りながら、より安定した 飛行が望める形状を実現
2.重量を1400g以内に収めた
3.収納・運搬に便利な形状を実現
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

(1) 狭い場所での機体回収と着陸時の損傷防止に効果的なダイレクトキャッチを行 う際の事故をなくすため、プロペラを機体後方に配置しフードをつけた。(2) 情報 収集機器を格納する着脱・交換式ユニットの採用により、素早い出動を可能にし た。(3) 機体素材にブリスターを用いることで、1400gという軽量化に成功。これ により、運搬や手投げによる離陸や、滑走路など特別な設備のない場所での利用を可 能にした。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

(1) 損傷した機体をパーツ単位で交換できるメンテナンス体制を整えている。これにより、機体の長寿命化に成功。(2) 廃棄段階では、機体をユーザーが自分で解体し、金属部品とブリスター部品への分別廃棄が可能。ブリスター部品は容易に圧縮廃棄できるため、廃棄物の省スペース化にも寄与できるデザインとした。

審査委員の評価

災害時に役立ち、多機能である。緊急時に1分以内で出動可能となる、スムーズな着脱式ユニットを採用している。小型・軽量で目的に適ったフォルム。特性を活かしコンパクトにまとめながらもユニークな形態を評価したい。

担当審査委員| 森山 明子   大月 ヒロ子   平野 湟太郎   福田 哲夫  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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