GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
携帯型生体情報収集装置および受信管理システム [カルジオホン MAC-2001]
部門/分類
商品デザイン部門 - 医療機器・設備
受賞企業
日本光電工業株式会社 (東京都)
受賞番号
05A10049
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

近年、心臓に不安を抱えながら日常生活を送っている方が増え、自覚症状のあるときに心電図を収集しておき、後日、医師による診断を受ける必要性が指摘されています。本装置は患者さん自身が常に携帯でき、必要に応じていつでも簡単に心電図を収集して、保存したデータを診断に使用することができる携帯型生体情報収集装置です。さらに装置に内蔵したPHS-SDカードを使用して、心電図データを受信センターや医療機関に設置された生体情報受信管理システムへ即座に自動送信することで、遠隔地からでも医療機関から心電図データをかかりつけの医師に通知してもらったり、受信センターから直接回答を受け取ることができます。

プロデューサー

日本光電工業株式会社 事業本部 循環器機器BG 第二技術部 部長 松元恒一郎

ディレクター

日本光電工業株式会社 事業本部共通技術グループ デザイン部 次長 有光隆也

デザイナー

日本光電工業株式会社事業本部共通技術グループ デザイン部 次長 有光隆也、係長 松江寛章

開始日
2005年10月30日
価格

260,000円(携帯型生体情報収集装置本体1セット) (円(携帯型生体情報収集装置本体1セット))

問い合せ先

日本光電工業株式会社 事業本部共通技術グループ デザイン部
Email: Takaya_Arimitsu@mb3.nkc.co.jp
URL: http://www.nihonkohden.co.jp/

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

この製品は一般の方が常に携帯し、操作も自ら行う在宅医療機器と呼ばれる分野の製品です。このため、院内で専門の検査技師が使用する機器とは全く異なり、とにかく使用される方の身になってデザインし、仕様面でも全自動の操作を実現させるなどの配慮を徹底させました。また、平易な操作でも診断に使えるデータ品質を保持しています。本装置の使用で少しでも多くの方が日常の不安を軽減することができればと思っています。

デザインのポイント
1.自然に持つだけで測定しやすく、かつ液晶画面も見やすい角度で安定した心電図収集を可能とした機能的形状。
2.液晶画面に収集中の心電図のほか、操作方法や機器情報などの案内が大きな文字で表示され、わかりやすい。
3.携帯電話などとは異なる医療機器としての独自のイメージを、充電器などとともに親しみやすく表現した。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

自覚症状があったとき、すぐに対応できるように自動で電源が入り、測定の開始からデータの保存、送信、測定の終了までがすべて自動で行われるという本装置の特長を生かすため、本体のデザインは様々な持ち方をされても問題なく対応でき、しかも手のひらや胸に押し付けやすい形状となるように工夫した。また、充電器のデザインは本体との造形的一体感を生み出すだけでなく、誤った方向で本体が装着されるのを防ぐとともに、充電中不用意に電極に触れることがないよう配慮した。電極は他社も含めた同等機器の中で唯一、金属ではなく導電ゴムを採用し、冷たさなどの不快感を与えないようにすることにこだわった。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

SDカードスロットを装備することで、将来のバージョンアップやブルートゥースなどを利用した通信方式などに対応できるように考慮している。

審査委員の評価

在宅医療の現場がますます進化している中、個人的に使用する様々なパーソナル医療器の使いやすさや、医師との連携性を問われるようになってきた。このパーソナル心電計は、簡単操作のユーザビリティやPHSを用いた医療機関とのスマートな連携性に優れている。今後は本体グラフィックデザインの向上に期待したい。

担当審査委員| 村田 智明   奥山 清行   河原林 桂一郎   渡辺 誠  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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