GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ミリメーターGPS [mmGPS]
部門/分類
商品デザイン部門 - 作業工具、産業機械、搬送機器・車両/試験機器
受賞企業
株式会社トプコン (東京都)
受賞番号
05A08024
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

三次元測位をレーザーセンシング技術によりmm単位の精度で実現する「設計・計測」から「重機制御」までデジタルデータでアシストしたソリューションシステム。近年、トータルステーションシステムに替わり、RTK-GPS(GNSS)システムが急速に普及しているが、垂直精度はcm単位と、トータルステーションシステムに比べ劣っており、垂直精度と平滑性を求める飛行場や高速道路建設などでは、手間のかかるトータルステーションシステムが利用されていた。注)RTK-GPS: GPS基準局の観測データを無線などで利用者(GPS移動局)に伝送、利用者の位置を即時に高精度で求める技術。GNSS:国連採択の衛星測位の一般名称

ディレクター

株式会社トプコン デザイン部 部長 小野瀬 純

デザイナー

株式会社トプコン デザイン部 専任主任 石井光男

詳細情報

http://www.topcon.co.jp/new/p110102.html

開始日
2005年4月1日
価格

6,950,000 ~ 8,950,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

測量作業で使用される専門機器においても、性能の向上のみに終始した機能優先の時代は去り、デザインやブランドプレゼンスを重視する時代となった。当社製品の開発においても機能的な優位性の追求と同時に、使用者が道具としての愛着を持てる細やかな心遣いを盛り込み、デザイン完成度の高い製品にすることを心がけて行きたいと考えている。

デザインのポイント
1.三脚への取り付けやケース収納が、左利き・右利きのどちらでも容易なセンターハンドル。(PZ-L1)
2.操作部分は本体正面に配置し、接続や設定が姿勢を変えずに一方向から可能。(PZ-L1,PZ-S1)
3.システム全ての機器において簡潔な構成を心がけ「安定感と力強さ」を表現。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

「小型軽量化」と「使い易さ・耐久性」との両立 1.重機用センサーPZS-MC:重機の振動を原因とする故障を避けるため窪み状のアクセントを付け、既存製品であるアンテナとの結合部を被覆するカバーなども試作段階で試みたが振動抑制を第一に、機能的に不要な部品は思い切って取り止め、軽量化した。2.測量用センサーPZ-S1:小型化から来る、ノブまわりの窮屈さ解消とデザイン的アクセントの意味でノブ下部を大きく抉った。(写真3の右上参照) 3.GPSアンテナ一体型レシーバーGR-2000:信号を受信するアンテナと演算処理装置を一体化し、外装部品には薄肉化できるアルミ押し出し成形を使用。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

構成要素をシンプルにし、消費電力の低減や故障率の低下、さらには修理性の向上を図っている。またバージョンアップを容易にする各種コネクター、専用電池の回収システムも整備。

審査委員の評価

対象を三次元で測り出す精密で複雑な機器でありながら取り出し設置は利き手を選ばない容易な形状で操作系も本体正面におくことで接続、設定等姿勢を変えずに行う事が可能。企業イメージを守りながらもGPS等はユニークな形状にデザインされており、システムとしての統一感もある魅力的なスタイリングにまとめられている。企業の先を読んだ開発力で未来を拓くデザインを提案している点が高評価を得た。

担当審査委員| 山村 真一   久保 雅義   肥田 不二夫   平田 喜大  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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