GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2005
グッドデザイン賞
ビデオ編集ソフト
VideoStudio9(ビデオスタジオ9)

部門

商品デザイン部門

分類タグ

システム/サービス

受賞番号

05A03196

受賞対象の詳細

ビデオカメラやデジカメで撮影した動画や静止画をパソコンに取り込み、自在な作品作りが楽しめるビデオ編集ソフト。ベストカットをつなげて映画のような演出や音楽を加え、オリジナルムービーを制作。CDやDVDへの焼きこみまで簡単に行える。完成した作品はリビングの大画面TVで家族で鑑賞する他、親族や友人に配布して想い出を共有。ご家庭のパパ・ママが、ホームビデオから「我が子の成長記録DVD」を作成したり、シニアユーザーが孫や旅行・趣味等の記録を丁寧にまとめ「保存版DVD」を作成するなどの用途が人気。初心者でも使える簡単な操作性と豊富な演出ツールで、国内シェアNo.1の定番ソフトウェア。

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

デザインのポイント

  1. インターフェース:複雑なビデオ編集作業工程を、左から右へと順番に進んでいくステップ方式で簡易に表現
  2. キーイメージ:家庭層をターゲットとし、「ホームビデオからの作品作り」を提案した表面デザイン
  3. パッケージ:見開き型ボックスを採用。中面に機能の数々を具体的に表示し、表面のイメージを補足、訴求

プロデューサー

ユーリードシステムズ株式会社 ビデオRD部 RDマネージャー ハン・シェ

ディレクター

ユーリードシステムズ株式会社 ストラテジーリソースサポート部 マネージャー ジャッキー・ファン

デザイナー

ユーリードシステムズ株式会社 ストラテジーリソースサポート部 シニアスペシャリスト ニーナ・チャン

指定なし

2005/06/17

デザイナーの想い

≪インターフェースデザイン≫前バージョンまでで確立していた操作性を損なうことなく、新搭載した複数の新機能をいかに分かり易く取り入れていくかに配慮した。ユーザーの方々の最も一般的なマウスの動かし方を想定し、その手の動きの中に新機能へのアクセスが自然に配置されている形を目指した。結果、ユーザーの創造性を妨げない、分かりやすく快適なインターフェースに仕上がったと考えている。

使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

機能の多さによるユーザーの混乱を防ぐ為、インターフェースと作業工程の分かりやすい表現に注力。画面上のタブを左から右に順番に進んでいくステップ方式で、誰でもビデオ編集作業が完了する安易な操作性を実現した。また、初級者に向けた簡単なモードも用意し、親しみやすさを演出。わずか3ステップでも一通りの編集作業が自動で行われる「おまかせモード」で、初心者から中級者までの使い勝手を考慮した。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

ソフトを使用している段階で不明点を感じたユーザーが、ソフトの使用をあきらめてしまわないよう、複数のQ&Aルートを用意。電話・メール・Webサイト上での検索システムなど、仮により新しいバージョンが発売された後も長く使っていただけるよう、随時問合せのあった情報を更新しデータベースを維持している。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

・パッケージデザイン:「ホームビデオからオリジナルのDVD作品が簡単に作成できる」という特徴を、特にファミリー層に向けてアピールする為、赤ちゃんと母親が微笑んでいる暖かなホームビデオの1シーンをメインにオモテ面をデザイン。・パッケージに中面見開きスタイルを採用し、オモテ面の象徴的なキーイメージを中面に記載した詳細な機能説明が補足する構成にした。この2段構成により、手に取ったユーザーは感覚的にも情報的にも納得でき、ビデオ編集への挑戦に興味を覚えるという形で訴求ができる。

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

戸谷 毅史倉方 雅行佐々木 千穂中谷 日出

評価コメント

昨年度のバージョンに比べて、UIと操作性が向上している。多様な年齢層のユーザが、それぞれのスキルに応じて編集作業を楽しむ事ができる様、各種のツールが用意されている点も評価できる。
評価ポイント

1. 良いデザインであるか

グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素
美しさがある
誠実である
独創的である
機能・性能がよい
使いやすさ・親切さがある
安全への配慮がなされている
使用環境への配慮が行き届いている
生活者のニーズに答えている
価値に見合う価格である
魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか

商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント
デザインコンセプトが優れている
デザインのプロセス、マネージメントが優れている
斬新な造形表現がなされている
デザインの総合的な完成度に優れている
ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
「ユニバーサルデザイン」を実践している
新しい作法、マナーを提案している
多機能・高機能をわかりやすく伝えている
使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
新技術・新素材をたくみに利用している
システム化による解決を提案している
高い技能を活用している
新しいものづくりを提案している
新しい売り方、提供の仕方を実現している
地域の産業の発展を導いている
人と人との新しいコミュニケーションを提案している
長く使えるデザインがなされている
「エコロジーデザイン」を実践している
調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか

デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント
時代をリードする表現が発見されている
次世代のグローバルスタンダードを誘発している
日本的アイデンティティの形成を導いている
生活者の創造性を誘発している
次世代のライフスタイルを創造している
新しい技術を誘発している
技術の人間化を導いている
新産業、新ビジネスの創出に貢献している
社会・文化的な価値を誘発している
社会基盤の拡充に貢献している
持続可能な社会の実現に貢献している
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