GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
携帯電話機 [949]
部門/分類
商品デザイン部門 - 携帯電話、モバイル関連商品
受賞企業
日本電気株式会社 (東京都)
受賞番号
05A03035
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

世界最薄、厚さ12mmを実現した折り畳み式携帯電話機。超薄型デザインを実現するため、素材、実装レイアウト、構造設計等を 見直し、NECの技術力を結集した商品。

デザインのポイント
1.新しい素材、高密度実装を活かした、他に類を見ない超薄型フォルム。
2.上質な塗装、ハーフミラー調ガラス、ステンレス製パーツを組み合わせたモノトーンの階調によるグレード感。
3.超薄型フォルムでありながら、高次元なユーザビリティーを確保。
デザイナー

株式会社NECデザイン デザイングループ3 エキスパートデザイナー 根本実

開始日
2005年8月
価格

オープンプライス

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

実装エリアと強度の確保というのが、世界最薄デザインを実現する為の、本当のテーマだったかもしれません。例えばデジカメならば、外装すべてに金属を纏う事も可能ですが、ケイタイには、アンテナがあるので適いません。電波を通す樹脂を使うと金属よりずっと厚みが必要ですし、実装エリアも減少します。どこかを強化すると別のどこかが壊れるというイタチゴッコ。でも完成した喜びを味わうと、やっぱりデザイナー辞められません。

デザインのポイント
1.新しい素材、高密度実装を活かした、他に類を見ない超薄型フォルム。
2.上質な塗装、ハーフミラー調ガラス、ステンレス製パーツを組み合わせたモノトーンの階調によるグレード感。
3.超薄型フォルムでありながら、高次元なユーザビリティーを確保。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

折り畳み式超薄型フォルムと、使いやすさの両立において、大きな問題は、(画面側の)開け難さである。この問題を解決するため、金属製インナーフレームの断面形状から見直しを行い、キーボード周囲のケースにテーパー面を施した。このテーパー面は折り畳まれた状態のときに、画面側とキーボード側の間への指の差込みを誘導する隙間を形成する。この僅かなテーパー面によって開け易いデザインを実現した。超薄型フォルムであっても、5番キーに突起を設け、可能な限りキーピッチを広げる事により、キーボードの操作性向上を目指した。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

いつまでも新鮮さを失わない、薄型フォルムの実現。保守性、分解性確保の為のビスレイアウト検討。アンテナ部、ヒンジ部他、落下テスト等のフィードバックによる、度重なるデザイン変更。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

底面部ステンレスパーツの製法を提案し、歩留まり向上、コスト削減(資源の有効活用)に寄与。商品ロゴ、パッケージほかトータルなデザイン提案。

審査委員の評価

折り畳み式で世界最薄12mmを実現した、日本メーカーのテクノロジー&デザインを高く評価した。ヒンジ部の造形をはじめ、カメラレンズ周りのディテール、0.3mm厚のステンレス素材を有効に生かしたデザインなど、各所にデザイナーのこだわりのある追求と解決がなされている。

担当審査委員| 高尾 茂行   安次富 隆   武田 徹   戸島 國雄  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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