GOOD DESIGN AWARD

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2004

GOOD DESIGN|インタラクションデザイン賞

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受賞対象名
ミューチップ [世界最小クラスの非接触ICチップとその応用ソリューション]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
株式会社日立製作所 (東京都)
受賞番号
04D01010
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「ミューチップ」は、日立製作所の無線自動認識ICチップで、0.4mm角という超小型サイズ、書き換え不可能なROMによる高い真正性保証機能、非接触で利用できるなどの特徴を持つ。その特性を活かすことにより、製造・流通など様々な業種での業務効率や管理能力の向上をめざし、これまで数多くの実証実験や応用ソリューションの構築を行ってきた。また、それらビジネスソリューションのみならず、近い将来ミューチップが広く浸透した社会を想定し、人々の生活がどのように便利にそして安心して暮らせるようになるかを、家庭向け新コンセプト機器の試作や将来シナリオ映像を通して表現したデザイン活動である。

プロデューサー

株式会社日立製作所 ミューソリューションズ事業部 事業部長 井村 亮

ディレクター

株式会社日立製作所 ミューソリューションズ事業部 セールスエンジニアリング本部 本部長 川口 俊孝

デザイナー

株式会社日立製作所 デザイン本部 主任デザイナー 星野 剛史/デザイナー 柳本 学、丸山 幸伸

詳細情報

http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/06/0608.html

開始日
2001年7月
価格

-

問い合せ先

(株)日立製作所 デザイン本部 経営戦略室
Email: s-hagura@design.hitachi.co.jp
URL: http://www.hitachi.co.jp/divisions/design/index.html

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

超小型でどんなモノにでも貼れるミューチップの可能性は無限大。業務の効率化だけでなく実世界とバーチャルな世界を結び、モノにリンクされたデジタル情報をいつでも呼び出すことができる。例えば旅先で買った小物にデジカメ映像をリンクさせて、好きな時に旅行のスライドショーを見たり、野菜にリンクされた安心情報から生産者の気持ちを感じたり。ミューチップが拓くそんな将来の生き生きとした生活をデザイン表現したかった。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.ミューチップを活用・応用したソリューションビジネスの可能性を検討し、メニュー化したい。
2.ミューチップが近い将来に広く普及した場合の生活の変化などを想定して啓蒙したい。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

ミューチップ応用ソリューションを、ロジスティクス、アミューズメント、教育、トレーサビリティ、人的マネージメントの5つの分野を想定し、それぞれミューチップを導入した場合のユーザベネフィットを検討した。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

現在の各業態の効率向上のみならず、ショッピング、リサイクル、商品広告などそれぞれミューチップを活用した将来の可能性を想定してシーンを映像化した。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

将来多くの商品にミューチップが添付された際に家庭で使われるべき機器の新コンセプト「オブジェクトリンク」を考案し、テーブル型情報表示端末を試作した。

審査委員の評価

このICチップは、人々の生活、産業、そして社会全体を大きく変革する可能性を秘めているが、単なる技術的イノベーションではなく、デザイナーのイマジネーションによって将来実現するであろうその変化を予見かつ体験可能としている。各々のベネフィットを描きつつ具現化させようとするプロジェクトの進捗のさせ方が、まさに新領域のデザインであり、次世代のデザイナーの役割を明確に提示している。

担当審査委員| 赤池 学   紺野 登   タナカ ノリユキ   日高 一樹   山中 俊治  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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