GOOD DESIGN AWARD

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2004

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ファインコート三鷹 [三鷹市野崎3丁目26]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 環境デザイン
受賞企業
三井不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
04B02001
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本プロジェクトは、三鷹市の旧中心部約2000坪の都市型戸建住宅全46区画の開発計画。開発地が面する人見街道沿いには樹齢200年のケヤキ並木、開発地内には同樹齢200年のケヤキやいちょうの屋敷林が残されている。コンセプトは、これら樹木を残し「街道沿いの風景」を甦らせるという「修景」思想。計画当初より建築計画・造園計画・都市計画・行政各サイドと議論を重ね、既成市街地内の貴重な自然と歴史的風景を住宅開発において保存・整備し、新たな街並みとして共生させることに成功した。開発公園や道路中央分離帯に樹木を取り込み、これらの樹木と一体化するよう建物外観や屋根型・色調そして外構をデザインした。

プロデューサー

三井不動産株式会社・戸建住宅事業部長・鈴木健

ディレクター

梛設計事務所・村岡芳和

デザイナー

株式会社トリプル・エー・取締役・松橋弘明/株式会社三井ホームデザイン研究所・村上義男/株式会社アレス建築設計事務所・取締役・井上要/楓設計事務所・高橋正道

5名のデザイナー

開始日
2003年12月2日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

全ての発想は、江戸時代から残された「街道沿いの貴重な自然と風景の保存と修復」を前提とし、ケヤキやいちょうなどを保存し、自然と歴史と文化を想う街となるよう意識した。事業主と住宅のみならず分野の異なる5名のデザイナーのコラボレートにより、街並計画、外構・植栽、建物外観デザイン、住戸プランニングに至るまで、周辺の歴史的な風景とプロジェクト全体、個々の住宅が有機的に美しく調和することを目指した。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.江戸時代より残る街道沿いの樹木を保存、整備し、新たな街並みの中に共生させること。
2.建物は修復された自然豊かな歴史的風景に溶け込ませること。
3.街道沿いの風景と各宅地の外構計画が一体となり、開発地全体が公園のように展開されること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

いちょうの巨木をシンボルツリーとする公園、ケヤキやいちょうを取り込んだ道路中央分離帯、人見街道沿いのケヤキ並木を残すための道路線形等、既成市街地内の貴重な自然と歴史を残すことを優先した開発計画。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

建物デザインは、武蔵野の面影を意識して落ち着いたフォルムとし、また建物の背景に既存樹木が見えるよう、屋根を寄せ棟としてスカイラインを確保した。色調は四季の自然が持つ色(緑・茶・黄・赤)を採用。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

外構計画では、宅地内を高木中木中心の緑と自然石敷きとし、宅地内の道路際を芝生と自然石で仕上げ、また道路の一部をインターロッキング敷きにし、公園・道路・宅地を一体のものとした。

審査委員の評価

古くから残る街道沿いの樹木を保存しながらも将来的な宅地の扱われ方に配慮した街づくりが実現されている。各戸のデザインも落ち着いた街並づくりを醸成する統一感のあるものとなっている。

担当審査委員| 内藤 廣   川上 元美   北山 恒  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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