GOOD DESIGN AWARD

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2004

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
愛媛県武道館 [愛媛県松山市市坪西町551番地]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
株式会社石本建築事務所 (東京都)
愛媛県 (愛媛県)
受賞番号
04B01059
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

愛媛県武道館は、スポーツを通じて明るく活力ある社会を創造しようと、愛媛県が推進する「スポーツ立県」施策の中核施設として建設された。建物は石積みの基壇の上に大小2つの切妻屋根を並置した構成とし、大屋根の下には、競技面約40m×60m、柔道、剣道の公式競技8面が設置できる主道場を、小屋根の下に剣、柔、副道場を納めている。この巨大な屋根は、木質系ハイブリッドトラス構造による架構が支えており、これら構造用木材には愛媛県で生産、加工された杉の集成材を使用している。他にも屋根の菊間瓦、基壇部石積の大島石、内装材として砥部焼等とさまざまな地場産材を利用した。

プロデューサー

株式会社石本建築事務所 代表取締役社長 菅原道雄

ディレクター

株式会社石本建築事務所大阪支所 執行役員支所長 丸山利幸

デザイナー

株式会社石本建築事務所 プロジェクト推進室 次長 能勢修治/大阪支所 主任 沖中資康 

プロジェクト推進室 次長 能勢修治

詳細情報

http://www.ehimekenbudoukan.or.jp/

開始日
2003年10月1日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

愛媛県武道館は愛媛県松山市の風土に合い、地場の材料を生かすことを主題にした建築である。松山市は街の中央の城山にそびえる松山城が歴史を感じさせる雰囲気を作り出している。日本的風土の中に伝統的建築材料を主体的に使用し、いかに機能性を獲得した現代の和風のデザインを造るか。その回答として、石積の基壇上に杉材の菱方をモチーフとした架構を連続させ、乾式工法による本瓦葺きの屋根を載せる建築を構想した。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.愛媛県の風土や文化、伝統を踏まえ、武道の殿堂にふさわしい威容をそなえた外観、様式とするとともに、周辺の景観との調和に留意すること。
2.国際大会、国民体育大会など全国規模の各種武道大会をはじめ、武道以外のスポーツや文化活動、集会など県民のニーズに合わせて多目的に利用できること。
3.環境に配慮した構造とし、県産材や県産品を可能な限り活用すること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

「武道」という伝統的な概念を、現代の建築の中で、いかに解釈し具現化するか。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

愛媛県産の杉を用い、県内で生産から加工まで可能な部材によって屋根架構を構成する。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

地場産材を積極的に利用。伝統的な素材と現代の技術を融合し、現代性の中に和風を表現する。

審査委員の評価

構造的そのもののデザインによる独創的解決が評価できる。武道をやるにふさわしいファサードとであり、屋根を持つ建築に対する従来にはない提案となっている。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   黒崎 輝男   塚本 由晴   吉岡 徳仁  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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