GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2004

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
新風館 [京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
株式会社エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ (東京都)
エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社 (東京都)
株式会社リチャード ロジャース パートナーシップ ジャパン (東京都)
株式会社ピー・フォー (東京都)
有限会社内原智史デザイン事務所 (東京都)
受賞番号
04B01043
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

大正末期に建設された旧京都中央電話局が、地上3階建の専門店集積型商業施設「新風館」として生まれ変わった。今回の開発は、将来の大規模開発を睨んだ段階開発の第一歩である。商業立地としては一等地ではないため、周辺の開発動向や地域との対話を踏まえ、時間をかけて地域のポテンシャルを高め、この地にふさわしい開発のあり方を探るステップである。商業、建築とも発想の原点は旧電話局で、コンセプトも共通して「伝統」と「革新」の対比的な融合である。建築は、マッシブな旧棟と軽快な新棟をロの字型につないで対比させ、中央に回廊を巡らせて融合を図っている。回廊は円形のホールとともに「融合」のシンボルである中庭の一部である。

プロデューサー

NTT都市開発株式会社 関西支店 開発部長 岡田充弘、課長 田中稔、 株式会社親風社中 代表取締役家元 永江暢浩、取締役 八木岡穂積 

ディレクター

株式会社NTTファシリティーズ 建築事業本部 副本部長 蜂須賀達志

デザイナー

(株)NTTファシリティーズ 佐藤敦、原優子、リチャードロジャースパートナーシップジャパン BENJAMIN WARNER、黒嶋成洋、(株)P4 鈴木輝一、(有)内原智史デザイン事務所 内原智史

詳細情報

http://www.shin-puh-kan.com/

開始日
2001年1月
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

「街」「人」「歴史的建造物」と呼応する魅惑的な商空間づくりが根源のテーマであった。それを実現し今なお集客力を増し続ける力は、「人の心」を捉え続け「人の営みが展開する場」を求めたソフト・ハードの一貫したデザインである。設計に先立ち企画から運営まで担当するチームが結成され、幅広いコラボレーションのなかからこの空間は生まれた。そして今も運営チームにより「場」がデザインされ続けている。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.京都市中心部の既存街並との調和を図り、街と共に発展していく街づくりを行うこと
2.将来の大規模複合開発をにらんだ10年間の暫定プロジェクトとして事業を成功に導くこと
3.京都市登録文化財第一号の「旧京都中央電話局」を、新たな機能を持たせて活かすこと
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

周囲の街にとけ込み、街の認知度を高め、街とともに成熟していきつつも、事業として成立するよう、調和とともにインパクトのあるデザインとすること

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

10年暫定プロジェクトということを見据え、低コスト、工期短縮を図ること

デザインが技術・販売等に対して行った提案

歴史的建造物の意匠と空間の特徴を活かした店舗空間の実現と、増築部分と既存部分の調和とバランスの取れた計画とすること

審査委員の評価

既存のレンガ建造物に対し、きめ細やかに鉄骨を組み合わせることによって緊張感のあるコンバージョンデザインとなっている。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   黒崎 輝男   塚本 由晴   吉岡 徳仁  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

ページトップへ