GOOD DESIGN AWARD

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2004

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
コミュニケーションツール [アルトトーク・ボード]
部門/分類
商品デザイン部門 - 文具、オフィス雑貨・家具・設備
受賞企業
株式会社岡村製作所 (神奈川県)
受賞番号
04A09027
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

従来ホワイトボードは会議室の上座の位置に置かれ、書記が決定事項だけを書きこむものになりやすい欠点がありました。「アルトトーク」のホワイトボードは、活発な議論と意思決定のスピードアップを目的としたコミュニケーションツールで、壁面使用の「メインボード」と自立型の「スタンドボード」があります。メインボードは気軽に枚数を追加したり、資料を掲示したりすることが可能で、議論の段階からどんどん書き込み、さらに案を練るというイメージの共有化を促進します。「スタンドボード」は会議室だけではなく、メンバーが集まる場所に気軽に設置でき、発想やヒラメキを逃さずに具体的なアイデアへと展開する創造する場を生み出します。

プロデューサー

株式会社岡村製作所 マーケティング本部オフィス製品部 西野光洋、野澤朋子

ディレクター

株式会社岡村製作所 デザイン本部製品デザイン部 榊原義弥

デザイナー

株式会社GKインダストリアルデザイン 第2デザイン部 松本学、岩田一弥

開始日
2004年1月
価格

12,100 ~ 104,600円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

情報技術の発達は、メールや携帯での頻繁な情報交換を可能としたが、一方隣の人にさえメールを送るといったコミニュケーション不足を生んでいます。このホワイトボードは、頭に浮かんだ考えをスピーディーに展開し、参加者で共有できる場を生みだします。従来とは異なる価値観を持たせ、「思考を活写する」「知恵を解放する」「場を起動する」ツールに変貌させ、独創的なアイデアを産出する場を形成するモノへと昇華させました。

デザインのポイント
1.移動を考慮したデザインと軽量化により、ボード設置の労力を軽減し、コミュニケーションを促進します。
2.ボードの左右のフレーム巾が細く、並べて使用した場合にも違和感なく、自由な使い方が出来ます。
3.「可動性」をカタチにしたスタイリングが、自由で活発なコミュニケーションを生む雰囲気を演出します。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

メインボードは壁掛けの取付・取外しについて、ユーザーが混乱せず容易にできるように注力しました。スチール製の壁面に自由に装着できるマグネット式と固定レールに引っ掛けるレール式の2通りの取付方法が可能で設置する場所を選びません。レール式はレールへの装着の容易性を実現し、誤って落下させる可能性を出来る限り排除しています。また、上下フレームに配した角Rが取外すときの指掛かりになることを考慮しています。スタンドボードは、立った状態でも座っても書き込みやすい広く縦長のボード面を設定し、またリバーシブル仕様でプロジェクター投影も可能なシート面も装備しています。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

接着剤を使用せず芯材にフレームを打込む方式の採用など、廃棄時において容易に分解が可能なように、分別設計を行っています。また、フレームにはリサイクルに適したアルミを採用し、環境負荷の低減を図っています。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

ホワイトボードを核に様々な商品との組合せによって、新しいワークスペース、ワークスタイルが創造できることを提案しました。この新しいワークスタイルの提案は、顧客に容易に意図を伝達し、自由で活発なコミュニケーションの効果をイメージさせる事ができました。

審査委員の評価

会議、打ち合わせといった状況を実に深く地道に研究した製品である。単にホワイトボードとパーティションを組み合わせるという事からの出発でなく、会議の流れ、資料の整理やコミュニケーション度、創造活動サポートギアとしての開発コンセプトが明確に表現されている。収納等についてもよく配慮がなされ、シンプルで機能的なフォルムと共にシステムも良く考えられている。使い勝手の良さや、デザインの完成度の高さはオフイスの環境を大きく変える力を持っている。

担当審査委員| 山村 真一   五十嵐 久枝   井上 斌策   堀木 エリ子  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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