GOOD DESIGN AWARD

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2004

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ホワイトボードイレーザー [セルイレーザー]
部門/分類
商品デザイン部門 - 文具、オフィス雑貨・家具・設備
受賞企業
アサヒ繊維工業株式会社 (愛知県)
受賞番号
04A09026
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本商品は、今までにない構造(特許出願済)のホワイトボードイレーザーで、昨年の4つのセルのもの(2003年度グッドデザイン賞受賞)に、今回、1つ、2つタイプを追加してシリーズ化した。家庭、オフィスシーンで、巾広く使える。1セルは、ホワイトボードにマグネットでくっつくようにした。セルの材料は、生分解繊維を使用して、環境にも配慮した。

ディレクター

株式会社GKインダストリアルデザイン・第2デザイン部・取締役部長・阿久津雄一

デザイナー

株式会社GKインダストリアルデザイン・第2デザイン部第1研究室・岩田 一弥

詳細情報

http://www.asahi-fiber.co.jp/

開始日
2004年1月20日
価格

500 ~ 1,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

ホワイトボードイレーザーは、オフィスを発端に公共施設、商業スペース、そして家庭において多岐に渡り使用されている。しかし、一般的なイレーザーはビジネスユースを考慮されており、利便性はあるものの魅力的な形状をなしていない。ホワイトボードイレーザーは、サイクルも長く数多く消費されるものではないが、ほとんどの人が手にする製品である。このほとんど記憶に残らないものを、印象深い魅力的な製品へと変えていきたい。

デザインのポイント
1.自社既製品であるファイバーロッドの特徴を生かしつつ、持ちやすく個性のあるフォルムに仕上げた。
2.1つタイプのマグネット付き製品は、シリーズ感を損なわないよう共通するラインを使用した。
3.柔らかいフォルムと触感が、視覚にも触覚にも新鮮な印象を寄与できる。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

床に落とした時に、不快な音をたてない素材を本体に採用した。また、本体のセル(繊維部分)の挿入部分は入れやすいようにすり鉢形状になっており、更に使用を続けていくと、繊維が広がってより消しやすくなることを考慮している。1つタイプのマグネットは、板面に設置する時に、音とキズを防止するため、やや奥に位置させている。これは、磁力との兼ね合いによって決定した。また1つタイプは、マグネットを用い小さなボードを使用している家庭向けを強く意識している。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

セル(繊維部分)は取替え可能で、汚れがひどくなったところから必要な分だけ交換ができる。セルの交換は抜差しだけなので容易に交換できる。本体部分は弾性のあるエラストマーなので、落下による破損がなく長寿命が期待できる。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

エラストマー素材の硬度や、半透明カラーの質感等、技術側に対し数回に渡り検討・提案した。技術側がまだ着色半透明のエラストマー素材の経験が浅い中、試行錯誤し満足のいく質感を表す事ができた。

審査委員の評価

なにげないものであるが、材質への特化こだわりとシンプルなフォルムの中にもソフトな表情をかもしだしたデザインは実に良く研究されている。持ちやすさや、使用状況に応じて機能も表情も変化して行くデザインは使うことの楽しさも演出してくれそうである。傍役の道具は主張し過ぎても邪魔になるが、控えめでいて尚かつ必要な条件を統べて整えているこのイレーザーはカラーの上品さと共に、パズル的楽しさも感じさせ、必要なくても所有したいといった雰囲気をかもし出している逸品である。

担当審査委員| 山村 真一   五十嵐 久枝   井上 斌策   堀木 エリ子  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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