GOOD DESIGN AWARD

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2004

GOOD DESIGN|ユニバーサルデザイン賞

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受賞対象名
携帯電話機 [TU-KA TK50]
部門/分類
商品デザイン部門 - 携帯電話、モバイル関連商品
受賞企業
京セラ株式会社 (京都府)
受賞番号
04A03044
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本製品はTU-KA向けPDC方式の携帯電話である。高精細な液晶やカメラといったトレンド機能を割切り、究極のシンプルケータイを実現。液晶画面もないという完全に音声通話にこだわった携帯電話となっている。ターゲットは、自ら電話をかけることが少なく、受けることがほとんどといった50代以降の年輩層、特に携帯電話を初めて持つ年輩層に絞り込んだ。こういった音声通話に特化した機能を充実させるために、押しやすく見やすい「大型10キー」、電源のON/OFFが認識しやすい「スライドキー」、電話を落とさずしっかり持つことができる「グリップ」を採用している

ディレクター

京セラ株式会社 マーケティング部 デザイン課 ID係責任者 五ケ谷 彰宏

デザイナー

京セラ株式会社 マーケティング部 デザイン課 久世 悦子、小佐井 眞也

詳細情報

http://www.kyocera.co.jp/

開始日
2004年11月
価格

オープンプライス

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

従来の携帯電話は年輩層のユーザーにとって、機能が多く複雑で難しそうと、敬遠しがちなマイナスイメージがあった。この携帯電話は初めて携帯電話を手にする年輩層でも、家庭の電話機のように気軽に使いこなせるよう、分かりにくい複雑な機能を削ぎ落とし音声通話に特化した。機能も形状もシンプルで抵抗を感じさせない、誰でも簡単に操作できる携帯電話のデザインを目指した。

デザインのポイント
1.押しやすさ見やすさに配慮した大型キー
2.従来の長押し操作の電源キーを排除し、電源のON/OFFが一目でわかるように正面に配置したスライドキー
3.端末の側面を色と質感を変え、形状でグリップとしての役割をもたせることで、しっかり持てるように配慮
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

キーの数を必要最小限におさえ、大きくすることで使い易さや見易さに考慮した。さらに、音声通話に特化することでキーに印刷される文字は数字だけとなり、大きな数字として表示することができ認識しやすくなっている。発信・終話キーにおいてもキーの大きさを統一しないことで認識しやすくしている。端末の側面を色と質感を変え、形状でグリップとしての役割をもたせることでしっかり持てるように配慮をした。さらにツートンカラーとすることで端末の厚みを意識させないようにしている。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

従来の携帯電話にある高機能や多機能、過度のハイテク感の演出や華美な装飾を排除し、ナチュラルでシンプルなデザインとすることで、飽きのこないロングライフな端末を目指した。

審査委員の評価

・電話を受けることが主である50代以降の年配層にターゲットを絞り、液晶画面もない音声通話に特化した点を高く評価した。この大胆なターゲットユーザーと機能の割り切り方は、今後の携帯電話市場に影響を与えるだろう。・操作性としてもテンキーの大型化、電源のオンオフにはスライドキーを使用するなどの配慮も見られる。

担当審査委員| 安次富 隆   倉方 雅行   武田 徹  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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