GOOD DESIGN AWARD

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2003

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
小便器 [トラップ付中形壁掛けストール小便器・U-406R]
部門/分類
商品デザイン部門 - 公共機器・設備/公共交通関連機器・設備
受賞企業
株式会社INAX (愛知県)
受賞番号
03A11009
受賞概要
2003年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

このパブリック用小便器は、全ての男性ユーザーに使い易く、永くトイレを清潔に保つデザインである。股下の低い5歳児から大柄な成人まで使える様、垂れ受け高さを低く、便器高さを必要十分に設定した。リム無し形状は、鉢の有効面積を広くし、小便器幅寸法をコンパクトにすると共に、スリムでクリーンな印象を与えている。鋭角な垂れ受け形状は、臭いや汚れの原因となる尿の床こぼしをしにくく、器具と床周りを永く清潔に保つ。節水性においては、スーパー節水フラッシュバルブUF-3V(別売)と組み合わせる事で、2L洗浄(従来の50%の節水)が可能となり、ビルオーナーにとってもランニングコスト削減メリットが高い商品となった。

デザイナー

株式会社INAX 設備事業部 商品開発室 中島英博

詳細情報

http://www.inax.co.jp

開始日
2003年4月1日
価格

52,000 ~ 60,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

現代のパブリックトイレは、清潔性の持続と節水性が重視されている。この小便器は、リムの無いスマートなデザインにより、クリーンな印象を与えると共に、尿をこぼしにくい垂れ受け部を持ち、便器や床周りを汚しにくく、パブリックトイレの清潔感を保ち易い。節水性においては、スーパー節水フラッシュバルブUF-3V(別売)と組み合わせる事で、2L洗浄(50%の節水)が可能。ランニングコスト低減が実現する器具となった。

デザインのポイント
1.洗浄リムのないスッキリとしたシンプルで清潔なデザイン。
2.全ての男性エンドユーザーに使い易く、汚れにくい小便器。
3.子供専用小便器が不必要な為、トイレ壁面をこのスリムな小便器で統一でき、連立したトイレ空間が美しい。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

身長の低い子供から大柄な大人まで使用する事を前提に、小便器高さを決めると共に、股下の低い子供の為に、垂れ受け高さも低く設定した。トイレの臭いや汚れの原因となる尿の床こぼしを減らす為、垂れ受け形状を長くて鋭角な嘴形にした結果、小便器に立ち寄り易くて尿こぼししにくくなった。使用者にとっては、ズボンの膝下が小便器に触れるといったストレスなく使えるデザインとなった。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

本体材質は耐久性において寿命の長い陶器製。本体とスプレッダー等は、パーツ分別回収が可能。廃棄される場合、陶器部は砕いてタイルなどの原料としてリサイクルが可能である。

審査委員の評価

従来品の改良デザインであるが、高い機能性、シンプルなデザインを継承しながらより完成度を高めたまとまりの良さが評価された。特に、モニター実験に基づいて設定した便器サイズと、便器に近づき易く汚さない形状の設定は、優れたデザインプロセスとして評価できるものである。スタンダードでロングライフの定番商品として普遍的なデザインといえる。

担当審査委員| 田中 一雄   伊藤 恭行   柘植 喜治   平野 湟太郎  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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