受賞対象の詳細
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- 空間意匠に調和する意匠パーツ:多様な空間意匠の設計意図に応えるシンプルでニュートラルなパーツデザイン
- 整然としたパーツレイアウト:使いやすさと空間における納まりの良さを両立させた意匠パーツレイアウト
- 多彩な空間演出:全面光天井、ダウンライト、間接照明、電球色等、空間の質を多様に彩る照明バリエーション
プロデューサー
ディレクター
デザイナー
詳細情報
指定なし
デザイナーの想い
使用者、社会等への取り組み
ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項
オーダー型エレベーターは顧客(建築家)の要望に沿って仕様や意匠を提供するものである。その顧客にユニバーサルデザインをより理解してもらうための手段として、さまざまな特性や制約のある人たちが無理なく、自然に使えるようにするための留意点や各部位の寸法設定および使用例をきめ細かくカタログに掲載し、UDの普及拡大を図った。
製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応
エレベーターでは、通常耐用年数である25年の長期使用に耐え、かつ意匠面で永続性のあることが、最もエココンシャスである。そのためには、飽きのこない整理された簡潔さと、ニュートラルな空間性を持つ意匠の創出が必須である。その実現に向け、すべての部品、部位の納まりを整理・見直しして、目標の達成に努めた。また、物質面での環境対応では、部品単位の構成要素をできるだけ単純にし、リニューアルや部品交換を容易にすると共に、リサイクルに適したステンレスを主材にして、樹脂部品も無塗装とした。
デザインが技術・販売等に対して行った提案
生産量と普及率、急がれるバリアフリー社会の実現等の事象を鑑みると、今後の昇降機には、社会インフラとしての真摯なUD対応が必須である。しかしながら、仕様、意匠の選定が顧客に委ねられるオーダーメイドのエレは標準エレに比べUD対応の比率は高いとは言えない。こうしたことから、建築家へのヒアリングを重ね、UD対象者の特徴や移動時の制約例および各部位の設定例などをカタログに掲載するなど顧客へのUDに対するさらなる理解を高める工夫を行った。