GOOD DESIGN AWARD

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2003

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
臨床化学自動分析装置 [Accute TBA-40FR]
部門/分類
商品デザイン部門 - 医療機器・設備
受賞企業
株式会社東芝 (東京都)
受賞番号
03A10057
受賞概要
2003年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

血液や尿の化学成分を測定する分析装置であり、技師が採血管等に入った検体を装置にセットする事により自動的に処理を行う。集団検診、初期診断、経過観察等において、全国の病院で幅広く使用されている。・最大35項目の測定パラメータを記憶。電極法、比色法により、毎時400テストの高速処理を実現。・微量の試薬(反応液量200μL)で正確な測光検査を可能とする高精度測定を実現。・ダストカバーを開閉することなく検体の追加が行える4分割サンプラーを搭載、オプションとして自由にセッティングできるユニバーサルサンプラーも用意し検査室の運用にフレキシブルに対応。

プロデューサー

株式会社 東芝 医用システム社 MRI・検体装置部 部長 徳川充朗

ディレクター

株式会社 東芝 デザインセンター 参事 石本尚嗣

デザイナー

株式会社 東芝 デザインセンター 主務 北山雅彦

開始日
2001年9月1日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

患者を介する医用機器と異なり、分析装置は技師の作業効率向上が大きな課題となる。現場での使用状況調査を重ねながら中型機に求められる機能(ワークフロー)を整理し、基本仕様の絞り込みを行った。装置の小型化と操作性向上をポイントにサンプルのセッティング、試薬交換などメンテナンス・サービス性改善、設置性の向上など検査室内での気持ち良い機器共存を念頭に清潔感のあるデザインを心掛けた。

デザインのポイント
1.・分割ダストカバーやサンプル搬送部の配置等、技師にとって真に使い易い装置を実現。
2.・コンパクトなローボーイタイプにすることにより、威圧感の軽減、使い易さ、現場での設置性を向上。
3.・背面カバーを細かく分割し、試薬の交換性,メンテナンス性を向上。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

・従来同等装置に対し設置面積を約20%削減し、設置性を大幅に向上。・検体トレイのセットを容易にする、サンプラ搬送部の最適な高さと配置。・15インチのカラー液晶モニターで、検査内容を大きく表示。また自在に動くフリーアームで保持し、どの位置からでも高い視認性を確保。・メンテナンス性を考慮した背面カバーの跳ね上げ分割構造。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

・可動部ヒンジなど強度劣化の可能性のある部品の向上。・ABS圧空成形

デザインが技術・販売等に対して行った提案

・デザイン開発前段においてCGなどのデジタルツールを活用し顧客への意見聴取を実施。・サービス、メンテを想定した可動部のシミュレーションを3D−CADデータで実施。

審査委員の評価

造形として無理がなく、全体を一定の次元でデザインしている。高速処理を前提としつつも、高精度の測定条件を満たし、検体の追加を4分割サンプラーで可能にするなど、医療現場をイメージする力にも優れている。小型化と高性能化を現時点でバランスさせた総合的な設計力は評価に値する。

担当審査委員| 山中 俊治   奥山 清行   坂野 博行   戸島 國雄  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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