GOOD DESIGN AWARD

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2003

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
オーブンレンジ [三菱 RO-B1A]
部門/分類
商品デザイン部門 - 調理家電、生活家電
受賞企業
三菱電機株式会社 (東京都)
受賞番号
03A05029
受賞概要
2003年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本品は庫内容量32Lのハイエンドオーブンレンジである。レイアウトの抜本的な見直しにより操作部を本体上部に設置、これによりワイドな開口と使い勝手の良いキーレイアウトを両立させた。また、外装の断熱効果を高めることで熱効率を大幅に改善、省エネに貢献するとともに、オーブン使用時にも天面に物が置けるなど、設置の自由度も向上している。機能面では200℃過加熱スチームオーブン機能の搭載で新しい調理法のソフト提案も行っており、本格指向のユーザーニーズにも幅広く対応することができる。

プロデューサー

三菱電機ホーム機器株式会社 調理技術部 部長 井上博

ディレクター

三菱電機株式会社デザイン研究所 ホームシステムデザイン部 中町剛

デザイナー

三菱電機株式会社デザイン研究所 ホームシステムデザイン部 長堀将孝

開始日
2003年9月21日
価格

88,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

オーブンレンジは近年広く普及している商品であるが、今一度開発のスタートラインを「モジュールとレイアウトの再構築」に置き、原点に立ち返った開発を試みた。根本的な使い勝手の改善や本格オーブンレンジの持つ本質的な機能・性能の具現化など、開発・製造・販売・ユーザーが一体となって取り組んだ「解」が今回のデザインである。無駄を極力省き、長く使ってもらえる普遍性を目指した。

デザインのポイント
1.本体上部に操作部を配したワイドモジュールの提案により、かつてない使い勝手の向上に寄与した。
2.装飾的意匠を極力排したシンプルな造形により、設置環境に調和し飽きのこないロングライフ性を求めた。
3.ステンレス、ガラスを主たる意匠素材とすることで、キッチンアイテムとの同一性、清潔感を表現した。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

1)表示部の視認性を高めるため、重要度の高い時間表示等の文字を大きくレイアウトした。2)操作行程を示すパイロットランプをダイヤルの周囲にリング状に配置し、必要な操作を直感的に行えるよう配慮した。3)ハンドルの中央を窪ませ、ダイヤル操作時に手が当たる問題を解消した。またハンドルへの自然なアプローチを促す効果も持たせた。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

1)部品裕度の確保(主に回路と基板)2)寿命試験の徹底(最低10年は故障がないよう、10年以上の使用を想定 した寿命試験を実施)3)分解の容易性向上(複合材料メッキ、塗装、印刷等の使用削減,ネジの使用数削減)4)リサイクル性向上(樹脂材料の種類削減,樹脂材料の表示) 

デザインが技術・販売等に対して行った提案

ユーザーに商品のデザインコンセプトを理解しやすくするため、本体へのペットネーム印刷やPOPの張り付けを排除するよう提案した。

審査委員の評価

ボタン・スイッチ類の配置、しっかりした大きなハンドルなどからシンプルにまとめる努力と、使い勝手の良さを追求する努力とが伝わってくるデザインである。ユーザーが使い込むことができるスタンダードデザインを指向している。

担当審査委員| 高尾 茂行   岩崎 一郎   大正 一哉   堀木 エリ子   益田 文和  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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