GOOD DESIGN AWARD

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2003

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
帽子 [アボネット]
部門/分類
商品デザイン部門 - 身のまわり商品
受賞企業
株式会社特殊衣料 (北海道)
受賞番号
03A01029
受賞概要
2003年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

 凍結路面での転倒事故による頭部の衝撃を緩和させる帽子で、緩衝材として中に成型されたポリエチレンフォーム・軟質ウレタンを使用した。 衝撃実験を通してできるだけ衝撃を吸収・緩和できる機能性を追及し転倒してもぬげにくいデザインに工夫した。 誰もが気軽にかぶれる「雪国で生活する人のための新しい保護帽」のコンセプトで、ファッション性を重視。

プロデューサー

株式会社特殊衣料

デザイナー

札幌市立高等専門学校 講師 森田敏昭

詳細情報

http://www.tomoni.co.jp

開始日
2002年8月31日
価格

6,500 ~ 9,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

デザインを切り口にした新しい形の産学官連携によるプロジェクト活動で、この札幌から商品開発した第1号です。地域特性でもある「積雪寒冷地」と「高齢化社会」をキーワードに、「メーカーの持つ技術力」に着目して商品化にまで導いた。その手法として、今までにない商品アイテムの選定から製作までをデザイナー主導で運営し、プロジェクトメンバーのノウハウを最大限に活用したことで商品化が実現できたと感じる。 

デザインのポイント
1.ユニバーサル性?シンプルで子供から高齢者、年齢や性別にもこだわらずにかぶることができる
2.機能性と実用性を両立?大きな衝撃に耐えうる機能性を薄くて軽い外観に仕上げる工夫
3.頭部の保護に加えて、より保温性を高める対策として耳当て(ボア)のバリエーションを持たせる
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

春先や秋口でも使用できるように、本来冬期間使用する耳当てをワンタッチで取り外しできるようにした。またこの耳当ては、デザイン上難しい転倒した時のはずれにくさを補完する役割を持っている。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

2枚の緩衝材を入れるには、づれないようにしなければいけないが、接着や両面テープでは洗濯に耐えられない。手間はかかるが糸でかがることによってフィット感のある製品になる。また、緩衝材は、6個続けて一緒に成型することにより、洗濯しても元のフォルムを維持できるようにした。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

技術面では、素材のもつ衝撃緩衝度と頭部部位の保護比率を計算し、帽子の部位によって緩衝素材の厚さを変えるなど、軽さや安定感など持たせながら使う側のかぶり心地よさを追求し、本来的な機能性を提案した。また、販売面については、よりクオリティの高い商品であることを強調するために、品質への信頼性や信用性あるいはファッション性をアピールできるように、専用カタログ・パンフレットや専用パッケージを製作し、売り方についても提案をした。

審査委員の評価

路面凍結期における転倒から頭部を保護するための衝撃吸収機能を、素材特性を活かしさりげない帽子のスタイルにまとめあげている。いわゆるヘルメット型のものでは服装と調和せず着用することが出来なかった人々の日常生活における問題を丁寧に解決している。

担当審査委員| 國本 桂史   荒井 利春   平野 敬子   堀越 敏晴   山本 建太郎  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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