GOOD DESIGN AWARD

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CC

2021

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
不動産 [地方における空き家を活用したサステナブルな住まいの開発]
事業主体名
株式会社巻組
分類
一般・公共向け取り組み・活動
受賞企業
株式会社巻組 (宮城県)
受賞番号
21G181566
受賞概要
2021年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

地方都市において、「資産価値がゼロに近い空き家(=立地条件等が悪く、一般には売買も賃貸も難しい築古物件)」をミニマルなデザインでリノベーションし、単身者がエコロジカルな生活を気軽に体験できるシェアハウス 開発とコミュニティ形成

デザインのポイント
1.資産価値が低い空き家を活用したサステナブルな住まいの選択肢を提示する
2.既存住宅のオーバースペックな機能を削ぎ落としたリノベーション手法を提示する
3.クリエイティブな住まい手を誘致し、関係人口を創出するノウハウ
プロデューサー

渡邊享子

ディレクター

齋藤香菜子、平塚杏奈、中川雅美

デザイナー

佐藤優花、津田成美、三浦拓、森原正希

(上段左から)渡邊享子、三浦拓、佐藤優花(下段左から)津田成美、齋藤香菜子、平塚杏奈

詳細情報

https://makigumi.org/

利用開始
2015年3月
価格

40,000円 (家賃 40,000円+共益費 (一律))

販売地域

日本国内向け

設置場所

宮城県石巻市内ほか、東北各地

受賞対象の詳細

背景

東日本大震災後の2015年に石巻市で設立された巻組は、市内の空き家を活用し、当時現地ではまだ馴染みの薄かったシェアハウスを運営することで、地域にやってくる多様な若者たちに一般的な賃貸住宅に代わる住まい方のオプションを提供してきました。石巻市を含む地方では空き家の数が増えていく一方、実際に暮らせる賃貸住宅、特に若年単身者向け住宅の選択肢は非常に限られている場合が少なくありません。空き家があるにもかかわらずライフスタイルが限定的な住宅市場のこのあり方がサステナブルではないと考えています。当社は、古い空き家を環境配慮しながら必要最低限のリノベーションを加えることによりこのシェアハウスを地方に普及させ、一般消費者もサステナブルなライフスタイルに親しめる環境を整えながら、増え続ける空き家の有効活用に貢献したいと考えています。

経緯とその成果

環境負荷が低い「持続可能な循環型のライフスタイル」に昨今注目が集まっていますが、その実現は利便性を求める一般的な消費者層には現実と乖離し、ハードルの高いものです。弊社は大量に余っている空きを家活用にするにあたり、コストパフォーマンスが高く、住まい手が幸せなライフスタイルに出会えるリノベーションを考えるなかで、既存の住宅のオーバースペックな機能を徹底的に検討し、削ぎ落としながら古い住宅を利活用することで、一般消費者が無理なく、シンプルで環境負荷の低いエコロジカルなライフスタイルをおくれる住宅のあり方を提示しています。 こうした、住まいのあり方に大都市圏で活躍していたクリエイティブな若者が共感し、当社のシェアハウスに入居しています。サステナブルなライフスタイルに共感する人材のコミュニティを醸成するため、クリエイティブな人材の関係人口を創出する仕組みづくりも併せて行っています。

仕様

[空き家を活用したシェアハウスの供給手法] 単身者向け、4LDK程度、築50年以上の空き家のリノベーション、シェアハウス(即日入居、短期滞在可能、家具付き)など、コミュニティ創出機会の提供

どこで購入できるか、
どこで見られるか

自社ホームページにて、随時入居者募集中

審査委員の評価

売買も賃貸も難しい絶望的な条件の空き家物件群を、低コストのリノベーションとシェアハウス運営を武器に蘇らせる取り組み。他地域のクリエイティブ人材とのマッチングと移住促進施策、オーナーとのリスクシェア、地元の職人や地元産材の活用などを組み合わせ、コミュニティが醸成されていることが評価された。震災で大きな被害を受けた石巻で育ち、今後仙台など東北エリアの他地域にも展開を予定しているとのこと。活力のあるエリアとコミュニティの継続的な育成を期待したい。

担当審査委員| ナカムラ ケンタ   井上 裕太   田中 みゆき   西田 司   廣田 尚子  

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