GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
郊外型コワーキングスペース [ネスティングパーク黒川]
事業主体名
小田急電鉄株式会社
分類
産業向け意識改善・マネジメント・取り組み
受賞企業
株式会社ブルースタジオ (東京都)
受賞番号
20G201334
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

多摩ニュータウンの片隅、小田急線各駅停車の黒川駅前に生まれた木造平家の連棟型コワーキングスペース。かつてベッドタウンと呼ばれた東京郊外。今そこには再び社会参加の機会をうかがう団塊世代や、チャレンジ精神溢れる子育て世代が共存する。暮らしの環境のど真ん中。地域コミュニティーの拠点のコンセプトは「働く、遊ぶ、暮らすのあいだ」

デザインのポイント
1.「郊外」は寝に帰るだけの街じゃない「脱ベッドタウン」。「働く、遊ぶ、暮らすのあいだ」
2.世代を超えた「自然環境豊かな東京郊外のライフスタイル・ワークスタイル」価値観の共有、交流、シナジー
3.高齢化する画一的な郊外ニュータウンを市民の能動性と当事者意識によって誇りと個性ある選ばれる街に
プロデューサー

小田急電鉄株式会社

ディレクター

株式会社ブルースタジオ 大島芳彦

デザイナー

株式会社ブルースタジオ 大島芳彦、薬師寺将、野田京子+エービーデザイン株式会社 正木覚+株式会社グランドレベル 田中元子+株式会社豊作工舎 土屋勇太+株式会社タウンキッチン 北池智一郎

株式会社ブルースタジオ 大島 芳彦

詳細情報

http://nestingpark.jp/

利用開始
2019年5月10日
価格

10,000 ~ 56,000円 (ルーム(約4~8㎡)32,000~56,000円/月、ブース(約2.5~3.3㎡)18,000~20,000円 /月、デスク(フリーアドレス) 10,000円/月 ※ 税別料金、別途共益費・手数料等)

販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県川崎市麻生区南黒川4-2

受賞対象の詳細

背景

かつてベッドタウンと呼ばれた多くの郊外ニュータウンは高齢化と人口減少の問題を抱えている。1974年開業の小田急多摩線沿線は80〜90年代を中心に宅地開発を進めたため今後の人口構成は高齢化した団塊世代が中心。 本プロジェクトは現在に至るまで沿線の都市開発を進めてきた小田急電鉄が取り組む郊外住宅地を次世代に受け継ぎ未来価値を育むためのプロジェクトである。郊外の高齢化の一方で2018年3月、小田急線は都内における複々線化を完了しベッドタウンから都心への速達性を高めた。これによって若年の住宅一次取得層の流入が再び期待される沿線。小田急電鉄と川崎市は平成28年、沿線まちづくりに関する包括連携協定を締結。小田急は鉄道会社としてこれからのベッドタウンが持つべき地域課題を「団塊高齢世帯と子育て世代間の豊かなコミュニケーション」、「仕事を含む多様な郊外生活の実現」、「脱ベッドタウン」とした。

経緯とその成果

黒川駅前、鉄道会社所有の遊休地に地域住人である団塊世代と子育て世代の社会参加とコミュニケーションを促す場としてのコワーキングスペースおよびチャレンジショップ(小規模レンタル店舗、ワークスペース)の実現。 多摩ニュータウンに隣接する丘陵地、黒川駅周辺には里山と谷戸の豊かな自然環境が残されている。地域特有の魅力ある世界観の中に、仕事の場と暮らしの環境を同時に持つ。ここでは都心の職場・コワーキングスペースへの通勤という職住分離の生活では得られぬ価値観を共有する者同士のシナジーが生まれる場所。 当施設の建物は全てが木造平家のキャビンであり、緑豊かな外構デザインと合わせてそれは駅前にあるワークスペースであるにもかかわらず、あたかもキャンプサイトのバンガロー村のよう。コミュニティーの中核を担うカフェテラス前では焚き火、BBQが可能。ここでは地域の農家と連携した新鮮な野菜など食材、料理が提供される。

仕様

●構造:木造地上1階建 ●敷地面積:2,517.49㎡ ●延べ床面積:447.49㎡ ●区画構成:シェアオフィス・店舗2区画(飲食店舗・コンビニエンスストア)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ネスティングパーク黒川ホームページ、ネスティングパーク黒川(神奈川県川崎市麻生区南黒川4-2)
ネスティングパーク黒川 公式HP

審査委員の評価

郊外のベッドタウンで取り組まれている好例。時に働く場として、遊び場として、サードプレイスとして機能させるためには、居心地の良さが何よりも大切になる。居心地の良さを生むためには、オープンで柔軟な場でなければならない。結果、それはコミュニティを作る仕掛けへと発展するだろう。この地域を羨ましく思った。

担当審査委員| 井上 裕太   川上 典李子   ナカムラ ケンタ   山出 淳也   山阪 佳彦  

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