GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
福祉施設 [ソーシャルグッドロースターズ]
事業主体名
一般社団法人ビーンズ
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
一般社団法人ビーンズ (東京都)
受賞番号
20G201318
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ソーシャルグッドロースターズは、障がいのあるバ リスタや焙煎士が活躍するロースタリーカフェ を併設する福祉作業所です。約20名の障がい者スタッフが勤務し、人の手で丁寧に選別した質の良い生豆を焙煎し、コーヒーもハンドドリップで1杯づつ提供しています。1人1人の個性や特性を活かし自信と誇りをもって働ける職場を目指しました。

デザインのポイント
1.コーヒーに関する幅広い仕事を経験でき、1人1人の個性や障がい特性を活かした天職が見つけられる支援内容
2.販売利益は、全て障がい者雇用や、貧困国の生産者支援に還元され、社会を支えるために使われる。
3.都心の立地を活かし普段、障がい者と接点が無い人もコーヒーを飲みながら気軽に多様性に触れる機会を提供
プロデューサー

一般社団法人ビーンズ 坂野拓海

ディレクター

一般社団法人ビーンズ 坂野拓海

デザイナー

コンセプト:坂野拓海+グラフィック:大西真平

詳細情報

http://sgroasters.jp

開所
2018年7月2日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都千代田区神田錦町14-13 LANDPOOL KANDA TERRACE 2F

受賞対象の詳細

背景

障がい者雇用やダイバーシティは企業のCSRとして一般的になり年間20万人の障がい者が企業に就職しています。しかし、その裏で年間11万人、約55%が1年以内に離職してしまう事はあまり知られていません。背景には、障がい者の仕事の職種が極端に少なく、やりがいのある仕事が少ない状況があります。障がいがあっても自分の好きな事を仕事にできる社会の選択の幅があることが本当の意味でのダイバーシティ社会を実現したい、そうした理念に共感してくれた千代田区の協力のもとでこのプロジェクトはスタートしました。東京の中心の千代田区には多くの企業が本社を構えています。企業で働く一般のお客様の他に、企業の人事や役員がコーヒー飲みがてら気軽に視察に訪れ、障がい者の働き方や活躍の姿を考えるきっかけにもなっており、障がい者雇用のショールームとしての役割もあり都心だからできる福祉施設の役割や在り方を模索しました。

経緯とその成果

ダイバーシティを難しい言葉ではなく、障がい者スタッフが丁寧に淹れる1杯のコーヒーから感じられる。そんな敷居の低い場所であることを大切にしました。福祉施設は閉鎖的であるとか、障がい者は社会から支援を受ける側のような既成概念を覆し、オープンで開かれた福祉施設で美味しいコーヒーをつくり、その利益を社会に還元する側になるという価値転換を体現することが最も大事なテーマでした。コーヒーを媒介に今の時代にあった福祉施設に再定義し、福祉制度・施設の可能性そのものを拡張することを目指しました。

仕様

施設名:就労継続支援B型作業所ソーシャルグッドロースターズ千代田 事業内容:コーヒー豆の焙煎、カフェの運営 障害種別:発達障害者、精神障害者 利用者定員:20名 営業日:月〜土 10:00-17:00 (日曜定休)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ソーシャルグッドロースターズ 千代田 東京都千代田区神田錦町14-13 神田テラス 2F
ソーシャルグッドロースターズ公式HP
ソーシャルグッドロースターズ オンラインストア

審査委員の評価

研ぎ澄まされた味覚、繰り返し作業の正確さ。このコーヒーショップには、障がい者それぞれの能力を活かした仕事がある。他の授産施設では持ち得なかった、働く意欲やプライド、いきがいがある。焙煎士やバリスタという仕事を通じ、社会を支えるている存在だと認識することは重要だ。社会から支援される側ではなく、価値を生み出し社会を支援する側になれる場をつくり、障がい者の労働のあり方を新しくデザインし直した素晴らしいプロジェクト。これからの福祉施設、障がい者雇用の手本になると言えよう。

担当審査委員| 井上 裕太   川上 典李子   ナカムラ ケンタ   山出 淳也   山阪 佳彦  

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