GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
地域コミュニティづくり [ムショラを併設したインドネシア料理店ワルンマハール(気仙沼)]
事業主体名
株式会社SUGAWARA
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
株式会社SUGAWARA (宮城県)
Kaibaデザインノード株式会社 (東京都)
認定NPO法人底上げ (宮城県)
受賞番号
20G201295
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

気仙沼には、多くのインドネシア人が暮らしています。彼らは、技能実習生として私たちの産業を支えているパートナーです。彼らの多くはムスリムで、礼拝や食事などの生活面で多くの課題を抱えています。本施設は、そんな彼らが故郷の味を安心して食べられるムスリムフレンドリーなムショラ(小さな礼拝所)併設のインドネシア料理店です。

デザインのポイント
1.人種・性別・年齢・宗教・価値観などの違いを受け入れ、相互理解と国際交流を体現化した飲食店を目指す。
2.少子高齢化・労働力減少・人口流出など地方が抱える課題を見つめ、世界との繋がりから解決の糸口を見出す。
3.飲食店やイベントを、気仙沼市民にも広く利用してもらい、サスティナブルな運営を実現する。
プロデューサー

株式会社SUGAWARA 代表取締役 菅原渉

ディレクター

Kaibaデザインノード株式会社 代表取締役 前田圭悟/認定NPO法人底上げ 理事 成宮崇史

詳細情報

https://www.facebook.com/miyagiWarungMahal/

利用開始
2019年7月
販売地域

日本国内向け

設置場所

宮城県気仙沼市魚市場前4番5号みしおね横丁内

受賞対象の詳細

背景

気仙沼は、港町の歴史の中でインドネシアの方々を多く受け入れて来ました。震災後にはインドネシアのユドヨノ大統領(当時)のご訪問を受け寄附を頂き、被災した図書館再建費用の一部に活用するなど、深い交流が育まれています。そうした繋がりから、震災復興を目指す地元企業が、インドネシアの方々を技能実習生として受け入れることが増えたと言われ、現在では200名を超える実習生が気仙沼で暮らしています。彼らは、私たちの産業を支えているパートナーです。彼らの多くはムスリムで、豚肉やアルコールを口にせず、外食もあまりしません。さらに、日本で手に入る調味料も少なく、故郷の味を再現するにも苦労します。そこで、彼らが故郷の味を安心して食べられるインドネシア料理店をオープンさせようと思いました。今後もインドネシアとは、2020東京オリ・パラの「復興『ありがとう』ホストタウン」登録国として、ますます交流が加速するでしょう。

経緯とその成果

ワルンマハールには、ムショラが併設されています。ムショラとは、小さいモスク(礼拝所)のことです。ムスリムは1日5回の礼拝が欠かせません。お祈りは、まさに彼らの人生の一部なのです。本当は「モスクに行きたい」と考えていても、わざわざ仕事を休んで遠くのモスクまで出かける事は容易ではありません。そんな彼らのために、ムショラを併設した施設にしました。また、日本とインドネシアの食文化を学び合うワークショップを開催し、活発な文化交流の場を設けました。さらに、地元中学生と共に、インドネシア料理のオリジナルメニューを開発しました。総合学習の授業で、中学生がアイデアを立案し、それを気仙沼市が取り組み始めた『復興「ありがとう」ホストタウン』の枠組みと協力しながら、試食会を開催する活動へ展開しました。東北にいる外国の方々が集えるだけでなく、気仙沼市民とも交流が生まれる、そんなコミュニティのハブとなりつつあります。

仕様

①利用者ターゲット:東北在住の外国人技能実習生(主にインドネシア人ムスリム)と気仙沼市民、②提供サービス:インドネシア料理(飲食店)&ムショラ(モスク・礼拝所)、③料理メニュー:ムスリムフレンドリー

どこで購入できるか、
どこで見られるか

宮城県気仙沼市魚市場前4番5号みしおね横丁内
インドネシア料理店「ワルンマハール」 facebook
インドネシア料理店「ワルン・マハール」 ホームページ

審査委員の評価

インドネシアからの技能実習生の受け入れは、気仙沼だけで200名を超えているとのこと。彼らの多くはムスリムで、礼拝できる場所がないなど、多くの課題を抱えていた。たとえば、豚肉やアルコールを口にすることはなく、日本で手に入る調味料も少ない。そこで小さなモスクも併設した、礼拝もできるインドネシア料理店をオープンした。結果として、母体となっている建設会社の人手不足の解決にも与した。さらに、帰国後の就業先として、インドネシア初となるリサイクルアスファルト製造会社を現地に設立。地域と事業を持続可能なものとし、さらに国際交流にまで発展させたことを高く評価したい。

担当審査委員| 井上 裕太   川上 典李子   ナカムラ ケンタ   山出 淳也   山阪 佳彦  

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