GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
美容院の内装設計 [アンドビューティフル]
事業主体名
善積 玲児
分類
商業のための建築・空間・インテリア
受賞企業
塚田裕之建築設計事務所 (東京都)
受賞番号
20G161064
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

東京都の恵比寿に新規オープンした美容室の内装設計。大人の女性が親しみや居心地よく利用できるように可愛いと感じてもらえるインテリアを目指した。大きい丸い鏡に鏡横の照明を兼ね備えたカットスペースが特徴で、鏡に包まれるような柔らかな空間性と、照明効果により明るくサービスの質を高める空間を実現した。

デザインのポイント
1.多くの美容院が立地する地域で独自性のある特徴をつくるため、大きな丸い鏡と照明で空間を設えた。
2.路面店として特徴を明確化するため軽快なディテールを追及し開放感や清潔感を創出した。
3.落ち着きやすく親しみやすさを感じてもらうため、手触りの良い木材(オーク)の家具で製作・統一した。
プロデューサー

andbeautiful 善積 玲児

デザイナー

塚田裕之建築設計事務所 塚田裕之+ツキライティングオフィス 吉楽広敦+フジイ工務店 藤井直樹

詳細情報

https://www.hairsalon-andbeautiful.com/

利用開始
2019年10月7日
設置場所

東京都渋谷区東3-14-22 白善ビル102

受賞対象の詳細

背景

クライアントはもともと恵比寿駅近くの美容院で働いており、独立の1店舗目ということでコストは抑えながら意向をくみ取り計画する必要があった。店名であるandbeautifulというのは「美と共にある豊かな人生をお客様に歩んで欲しい」というクライアントの思いがあったのでそれに呼応するような空間、サービスの価格に伴う設えが必要であった。 立地の特徴として周辺には多くの美容室が点在している。つまりその場所で顧客から求められるのは、他の店舗とは異なる特徴を見出すことであり、美容院としての本質を見直す姿勢が求められた。カットスペースというお店の売りとなる空間を基点として心地良くまた来てみたいと思えるようなきっかけづくり、オーナーの「美とともにある豊かな人生」という言葉から末永く、顧客や街の拠り所となれるような空間を目指した。

経緯とその成果

美容院の中でカットスペースは一番過ごす時間が長い最も重要な空間であると位置づけができる。1000φという大きめな丸い鏡で髪をカットするという所作と呼応するように浮遊感のあるディテールで据え付け、包み込むような空間性を創出している。鏡横の照明は高演色性のもので顔の影を消し、屋外にいるような明るい表情を鏡に映し出す。カットという体験を空間で特徴化した。店舗全体は必要なバックヤードを最低限壁で仕切り、それ以外をワンルームとした。なるべくスケルトンに近い状態で仕上げいくことでコストに配慮している。スケルトンの要素であったコンクリートブロックの重量感のある界壁に、什器を軽やかに据え付けることで対比的であり調和するようにして空間を重層化している。家具はオーク突板材で統一・製作することで、既製品は用いらないで他店舗とのデザインの差別化を図っており、手触りが良く居心地の良さをつくり出している。

仕様

延床面積:39.82㎡ 階数:7階建てのうち1階部分

どこで購入できるか、
どこで見られるか

店舗名:andbeautiful   所在地:東京都渋谷区東3-14-22 白善ビル102
andbeautiful (店舗HP)
andbeautiful (HOT PEPPER Beauty)
塚田裕之建築設計事務所

審査委員の評価

恵比寿、代官山は美容室の激選区。NY的クールなスタジオから緑が生い茂ったシェアハウス的スタイルまであらゆる美容室がある中で、80年代のイブサンローランなどエレガンスやビューティを感じさせる、小さく上質な個人店という趣が感じ取れる。舞台に上がるような前面の階段、高級化粧品のパッケージのようなロゴを携えたファサード、清潔な白と温かい木質、女優ミラーのような豊かな鏡と柔らかい照明。空間デザインが顧客に与える可能性を最大化している。

担当審査委員| 原田 真宏   遠山 正道   永山 祐子   吉田 愛  

ページトップへ