GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
賃貸共同住宅 [まちのもり本町田]
事業主体名
株式会社コプラス
分類
中〜大規模集合住宅
受賞企業
株式会社コプラス (東京都)
相互住宅株式会社 (東京都)
特定非営利活動法人コレクティブハウジング社 (東京都)
株式会社アルコデザインスタジオ (東京都)
受賞番号
20G150956
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

築27年の独身寮をリノベーションし、コモン付賃貸とコレクティブハウス、暮らし方の異なる2つの住まいを一つの建物に配置した、多世代型のコミュニティのある共同住宅を計画した。建物には様々な共用部を新設し、その活用を通して入居者同士の交流を促し、その輪が周辺に広がることで新しい地域コミュニティが形成されることを期待している。

デザインのポイント
1.コモン付賃貸とコレクティブハウスの2つの暮らし方により、多世代で多様な人々を対象とした共同住宅とした
2.様々な共用部を設け一部を自主管理することなどにより、お互いの顔が見える関係が築かれるように計画した
3.近隣の方々にも積極的に共用部を開放し、まちのもり本町田を中心とした地域コミュニティの形成を目指した
プロデューサー

株式会社コプラス 代表取締役 青木直之/コンサルティング事業部PMグループ 久保有美+ 相互住宅株式会社 代表取締役 永山篤史/技術管理部 栗原謙太郎、高橋愛/開発事業部 本間麻美

ディレクター

特定非営利活動法人コレクティブハウジング社 代表理事 宮本諭/理事 狩野三枝、矢田浩明

デザイナー

株式会社アルコデザインスタジオ 代表取締役 鎌田智州/畠桂子

まちのもり本町田プロジェクトチーム

詳細情報

https://machinomori.co-plus.co.jp/

利用開始
2020年3月
設置場所

東京都町田市本町田1143-1

受賞対象の詳細

背景

既存の建物は企業の独身寮として27年前に建設されたものである。社会情勢の変化により独身寮としての活用が難しくなったため賃貸共同住宅としてリノベーションすることとした。 一方で住まいを取り巻く環境は、超高齢化社会に突入した今、高齢者の老老介護や孤独死は大きな社会問題として取り上げられている。また核家族化や共働き世帯の増加により、地域やマンションの中で孤立しながら育児に奮闘している子育て世帯が増加しており、子どもたちは一人で家の中で遊ぶ時間が増え社会性を身に着ける機会が減少してきている。 さらには、そもそも賃貸共同住宅自体コミュニティを育みにくい特性もある。このような社会背景の中、本計画では単身者や子育て、高齢者世帯など多世代の方々を対象とし、賃貸住宅でありながら日常生活を通して顔の見える関係をゆるやかに築いていくことにより、お互いが助け合い安心して暮らすことができる環境を実現したいと考えた。

経緯とその成果

コミュニティに対する意識は人それぞれであり、家族構成やライフステージによっても大きく変化する。そこで本計画では、コモン付賃貸とコレクティブハウス、暮らし方の異なる2つの住まいを計画した。コモン付賃貸は共用部のシェアにより築かれるゆるやかな関係性を基本とし、コレクティブハウスは共用部の自主管理を通して入居者同士が気軽に助け合う関係性を築いている。これらの住まいを一つの建物に配置することで、様々な人がそれぞれの距離感で暮らすことができる環境が実現できると考えた。 実際の計画としては、コレクティブ専用のキッチン、ラウンジやランドリーのほか地域に開放できる多目的スペースなど数多くの共用部を計画することで、日常生活の中でコミュニティ形成が自然に促されるように配慮した。また住戸は既存の建物がすべて単身向けであったことから、一部をファミリーやシェア用に改修することで、様々な世帯が暮らせるように刷新した。

仕様

敷地面積:3894.30㎡、建築面積:1196.58㎡、延床面積:3378.06㎡、RC造地上3階地下1階、2020年3月リニューアル、総戸数73戸

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都町田市本町田1143-1
まちのもり本町田 【公式】ウェブサイト
コレクティブハウス本町田 ウェブサイト

審査委員の評価

集合住宅において、若い世代から、子育て世代、高齢者まで多世代のコミュニティが大切だと叫ばれて久しいが、社会の中で実際の取り組みは少ない。賃貸住宅であればなおさらである。築27年の独身寮をフルリノベーションした、まちのもり本町田は、コモン付き賃貸とコレクティブハウスを同居させ、多世代かつ多様な入居者と地域のコミュニティを育てていく、賃貸集合住宅である。入居者全員が利用できる広めのラウンジが各階に点在し、一部が地域にも開放されて、さまざまな交流が促される仕組みになっている。コロナ禍の最中に賃貸募集が始まり、影響も受けていると聞いたが、この新しい試みは社会に一石を投じることと思う。ぜひ10年後、成長した、まちのもり本町田を見てみたいと思う。

担当審査委員| 篠原 聡子   猪熊 純   駒田 由香   藤原 徹平  

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