GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
集合住宅 [CON-FOLDS]
事業主体名
有限会社 ベルヒルズ
分類
小規模集合住宅
受賞企業
河野有悟建築計画室 (東京都)
株式会社タツミプランニング (神奈川県)
受賞番号
20G140920
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

東京都昭島市に建つ、12戸の長屋形式の集合住宅。 ひとつの建築をつくることを通して、風景や街並みを同時に生み出していく計画。12世帯の賃貸住戸が24のボリュームの組合せとして、様々な要求や条件に応じて相互にズラしながら自在に配置・構成し、陰影ある風景の襞をつくり、折重りながら起点となる街並みの一部をつくっている。

デザインのポイント
1.ひとつの建物を建てるこを通して街並みをつくり出す。街並みのように建築をつくる。
2.個を維持ながらも、共有の価値観も持ち合わせている集合をデザインすることで、風景の起点を生み出す。
3.ボリュームをズラして配置することで、周辺との調和をとりながら「場」や「風景」を作り出していく。
プロデューサー

アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社 森田祐輔

ディレクター

河野有悟建築計画室 河野有悟

デザイナー

河野有悟建築計画室 河野有悟 酒匂裕介

左:河野 有悟 右:酒匂 裕介

利用開始
2019年11月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都昭島市

受賞対象の詳細

背景

次の世代へと引き継ぐべき、将来の風景や街並みを 新たな起点としてこの計画を位置づけたい。 こうした思いが一帯にいくつもの土地を受け継いできた設計者とクライアントとの思いが一致したところからこの計画はスタートした。都心の市街地に比べて、郊外の計画地においては敷地区画が大きくなる傾向がある。そこには周辺の景観や街並みに比べてスケールを外した大きな建築となるか、没個性的な同じ建物がリピートされる開発が多く目立つことが多く、 風景の醸成は成しがたい。今回の敷地は東西に長く広い敷地の活用の検討からはじまり、建築は勿論の事、敷地全体、そして、周辺のエリア全体への思慮も求められることになった。

経緯とその成果

街並みのように建築をつくることテーマに、3つ生成プロセスにようって課題と向き合った。①住戸は現在の郊外型集合住宅の動向を考慮し nLDK方式 に寄らず、生活のサイズから3つのパターンを設定する。②各住戸をズラし配置し、敷地形状や斜線制限などの要件対応するとともに、ギャップにより生じた場が、生活の屋外コーナーとして活用される。③個々の住戸において、メインとサブのボリュームに分節し、サブの奥行によって平面計画の自由度を向上させて面積や、補助的な機能、敷地形状の小さな起伏を調整し呼応する。これらの操作を経て、細やかな“襞”が生まれ、陰影ある街並みを生成する。住戸毎に隣地との関係も変化し状況に応じ、バルコニーや開口を個別に配し、結果として2つと同じ住まいはなく、住まい手にとっては唯一の空間となる。南側外部は主としてガレージへのアプローチ、北側は歩行者専用と車歩分離も実現した。

仕様

木造在来工法/3階建て/建築面積:420.06㎡/延床面積:1048.45㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

河野有悟建築計画室

審査委員の評価

12戸の長屋形式の賃貸集合住宅。3層と2層を組み合わせたフラット屋根のスカイラインと縦長・横長の多くの開口によるリズム感が、木造らしからぬファサードをつくりあげ、その姿はどこか「アイット・ベン・ハドゥの集落」を思わせる。もちろん、特徴あるその開口は、光と風の通り抜けに大きな役割を果たしてもいる。良い意味で、不思議なデザインが個性を引き立て、建物のアイデンティティを主張することに成功している。

担当審査委員| 手塚 由比   小見 康夫   千葉 学   山﨑 健太郎  

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