GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
戸建住宅 [夫婦のシェアハウス]
事業主体名
株式会社ホームライフ
分類
戸建て住宅
受賞企業
株式会社ホームライフ (京都府)
受賞番号
20G140883
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

子育、仕事、生活の喜怒哀楽を共にしてきた夫妻が福知山での新たな暮らしの為に建てた住宅。各自が好きなことを大切に想い合える夫妻が今つくる家は、共有と専有を併せ持つシェアハウスのような居心地がある。団欒を愉しむパブリック空間は余白を十分取り、余白である土間や吹抜が作る熱容量・採光・集熱は設備負荷を最小化し快適な空間を作る。

デザインのポイント
1.家族がお互いに好きな事を大切に想いあえる、共有と専有をあわせ持つシェアハウスのような居心地がある住宅
2.建築と設備の相乗的構成で地域特有の気候条件を克服。平屋を主体に土間と吹抜で光と温熱環境を最適化した
3.車庫の奥の嵩上げ地盤に平屋を建て、小さな2階部分はルーバーで包み空と同化させた事で街への存在を薄めた
プロデューサー

株式会社ホームライフ 植村智樹、廣田繁隆

ディレクター

株式会社ホームライフ 三冨尚子

デザイナー

深瀬泰誉

竣工予定
2020年6月30日
販売地域

日本国内向け

設置場所

京都府福知山市和久市町

受賞対象の詳細

背景

福知山で事業を初め15年、施主は往復4時間の道のりを通い続け事業と家族の暮らしを両立させて来た。今回、福知山で新たな暮らしを始める事を決意。忙しい事業と長い通勤時間の中にあって、子育、仕事、生活の喜怒哀楽を共にしてきた夫妻。互いの理解・尊重を育み、それぞれが好きなことを大切に想い合える夫妻は、共有と専有をあわせ持つシェアハウスのような居心地を新たな家に求めた。環境的には福知山の夏は高温多湿で風がなく、冬は厳しい寒さと曇天が続く日本海側特有の気候で、数年に一度大洪水が街を襲う。洪水被害から家を守る地盤嵩上が繰り返し行われ、街路の両側に家がそびえ立つ。この家の設計に当たり、職住接近を果たしやっと時間を手に入れる事が出来たご夫婦のこれからの暮らしをより充実したものにする空間を作ると共に、この特徴ある福知山の気候を克服する快適さの実現、閉塞感が増す福知山の街並みに対する1つの解を示そうと考えた。

経緯とその成果

街路に面した公開空地の奥に駐車場を配し、その奥に1m土盛りを行い平屋を建てた。駐車場奥の壁は一部切り取られ昼は吹抜けからの光、夜は暮らしの明りが差し室内の暮らしを街ゆく人に感じさせている。団欒を楽しむパブリック空間は余白をしっかりととり、愛読書棚をエントランスホールとの間仕切りにすることで、ひとつのライブラリースペースとして広がりと空間の自由さを生んでいる。書棚を見上げた先にある吹抜けは空と繋がり、屋外ルーバーから零れる陽だまりは社会とも自然界とも程よい距離感を保った心地よさをパブリック空間にもたらしてくれる。小さな2階は下階の環境を作り出す空調装置でもあり、土間空間の熱容量と併せて採光・集熱で設備の負荷を最小限にした。ルーバーで包む事で空の色を映し出し街路からの存在を薄めている。共有の庭・専有の庭は外部からの視線を遮り、家族として、一人の人として、穏やかな時間を過ごす場を作り出している。

仕様

面積(敷地面積:751.88㎡ 建築面積:197.08㎡ 床面積:168.92㎡)  工法:木造軸組構造  階数:2階建

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社ホームライフ 本社・支店・営業所

審査委員の評価

まず「夫婦のシェアハウス」というタイトルが良かった。夫婦であってもそれぞれのプライバシーを守れる専有の場所を持ちつつ、共有の空間も持つという発想は、共感できる。子育ても終わった熟年の夫婦には、汎用性のあるアイデアであると思う。共有の空間である玄関ホールがライブラリーの様な場になっていたり、吹き抜けを通して光が入るなど、細やかな工夫がなされている点も評価できる。

担当審査委員| 手塚 由比   小見 康夫   千葉 学   山﨑 健太郎  

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