GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
喘鳴センサ [オムロン 喘鳴センサ HWZ-1000T]
事業主体名
オムロン ヘルスケア株式会社
分類
医療用機器・設備
受賞企業
オムロン ヘルスケア株式会社 (京都府)
受賞番号
20G100605
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

小児喘息管理をサポートする喘鳴センサ。 小児は自ら症状を表現できないため、適切な喘息治療が困難です。大きな発作が現れる前に発生する肺の異常音(喘鳴音)を検出し、家庭での喘息管理をサポートします。症状や服薬の状況を記録できるアプリケーション「Asthma Diary」と併用することで、管理状況を正しく医師と共有できます。

デザインのポイント
1.日々の喘鳴音の有無と症状、服薬状況を記録し、医師と共有し、よりよい治療につなげる新しい喘息治療。
2.誰でも正しく30秒で簡易に喘鳴音の有無を測りとることができるセンサ。
3.家庭での治療状況を喘鳴の有無と合わせて、毎日継続して簡単に記録できるアプリケーション。
プロデューサー

オムロン ヘルスケア株式会社

ディレクター

オムロン ヘルスケア株式会社 デザインコミュニケーション部

デザイナー

オムロン ヘルスケア株式会社 デザインコミュニケーション部

発売
2020年4月
価格

149ユーロ

販売地域

国外市場向け

受賞対象の詳細

背景

小児喘息を持つ患者数は世界的に増加している中、低い服薬コンプライアンスが原因で、小児喘息の長期化と悪化が問題になっています。外観上は喘息発作症状が現れていない状態でも患者の生体内では、炎症による小さな異常音(喘鳴音)を発生していることがあります。喘息発作の症状が目に見えて現れていない状態では、患者側の判断で服薬や治療をやめてしまうことがあります。しかし、生体内では症状は改善していないことが多く、しばしば症状の悪化や発作の再発を引き起こし、主に喘息の長期化と生活の質の低下につながっていました。

経緯とその成果

小児喘息治療と日々向き合う小児とその家族が、家庭で症状を理解し、症状や服薬の状況を正しく医師に伝達しながら治療を継続することが重要でした。誰もが簡単に喘鳴音の有無を把握でき、その検出結果や日々の症状、服薬状況を医師と共有しながら、治療の質を向上させることができるように配慮しました。小児喘息患者とその家族、医師へのリサーチや多くのプロトタイプ改善を繰り返し、小児への負担を最小限に抑えながら、自然な測定所作で精度の高い検出が行えるセンサと、医師とコミュニケーションすべき家庭の患者情報のポイントを模索し、正しくより良い喘息管理をサポートできるようにデザインしました。

仕様

寸法:W33×H121×D27 mm 、質量:約58g(電池含まず)、材質:ABS、PC、シリコン、通信方法:Bluetooth

審査委員の評価

小児喘息は、本人からの症状の伝達が難しいだけでなく、明確な症状が無かったとしても体内では炎症が起きているケースがあるという。その治療において、家庭で喘鳴を測るという新たな習慣を生み出すことは、血圧を測る習慣をつくってきた企業ならではの視点であり、センシングを核としたヘルスケアに取り組む一貫とした姿勢に共感を覚える。正しい測定に導くためのフォルムとインターフェースの工夫、やさしく適度に愛嬌のある表情、そして先進性の表現が高い次元で調和しており、家庭で喘息を管理するという新たな価値を提供する優れた提案である。

担当審査委員| 朝倉 重徳   重野 貴   林 千晶   村上 存  

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