GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
RAW現像ソフトウェア [FUJIFILM X RAW STUDIO]
事業主体名
富士フイルム株式会社
分類
カメラ・携帯電話・タブレット
受賞企業
富士フイルム株式会社 (東京都)
受賞番号
20G080422
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

Xシリーズのカメラで撮影したRAW画像をPC上で現像するソフト。PCとUSB接続したカメラの画像処理エンジンを利用することで、コンピューターの処理能力の影響を受けずに、カメラの画像処理と完全に一致したRAW現像機能を約20倍(従来比)の速さで実現した。

デザインのポイント
1.普段使っているXシリーズのカメラと同じ機能・設定項目が利用でき直感的な操作を可能にした画面デザイン
2.正確な色の判断ができる富士フイルムのラボ製品で使われている「検定グレー」をベースにした画面配色
3.大量のRAW画像がバッチ処理が可能な操作系と、元画像と現像済み画像の関連がわかりやすいサムネイル表示
プロデューサー

富士フイルム株式会社 光学・電子映像事業部

ディレクター

富士フイルム株式会社 デザインセンター長 堀切和久

デザイナー

富士フイルム株式会社 デザインセンター 小俣武治、小野田篤

詳細情報

https://fujifilm-x.com/ja-jp/support/download/software/x-raw-studio/

発売
2017年11月
価格

0円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

背景

プロカメラマンや写真愛好家は好みの写真に仕上げるため、RAWフォーマット撮影してPCソフトでRAW現像するケースが多いが、RAW現像には強力なPCスペックが必要で、膨大な処理時間がかかっていた。また、フィルムシミュレーションをはじめとしたXシリーズ独自の画作り機能には、カメラに搭載されたXシリーズ独自の強力な画像処理エンジンが必要となるため、他社製品のRAW現像ソフトでは処理負荷の関係でカメラと同様の画作りを再現するのが難しかった。 そのため、Xシリーズ独自のフィルムシミュレーションや画作りが正確に再現でき、かつ高速に現像できるRAW現像ソフトの登場が強く望まれていた。

経緯とその成果

高速で正確なRAW現像を行うために、PCと接続したカメラを画像処理エンジンとして使用する方式を採用した。その結果、カメラ本体がもつ色処理などの全ての機能をそのまま活用できる上、RAW現像用パラメーターをカメラと同じ構成・設定項目で再現でき、ユーザーにとってカメラと同じ操作感でRAW現像をできる様にした。 画面デザインは、銀塩写真のラボ機器で採用している色を一番評価しやすい「検定グレー」を背景に使用し、微妙な色の違いを判別しやすくした。画像のサムネイルエリアにおいてRAW現像前/後の紐付けができるツリー表示を採用するなど、RAW現像した画像の比較検討しやすさを確保した。

仕様

Windows :Windows 10(×64)、Windows 8.1(×64)、 Windows 7 SP1(×64) mac:macOS 10.12、10.13、10.14、10.15

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ウェブサイトからダウンロード
X RAW STUDIO製品ページ

審査委員の評価

同社で発売するXシリーズカメラ専用のRAW画像編集ソフト。非常にユニークな点は、接続するPCの処理能力の影響を一切受けずに、カメラ側の画像処理エンジンを利用する事で高速処理を可能にした点にある。またUIが、実機と近いので直感的な操作を可能としたり、写真の正確な色を判断するために同社ラボ製品に使われているグレーを画面配色にするなど、一般的RAWソフトのアプローチとは違う、専用ならではの配慮がされている。実際のスピードを体験すると、速さは正義だと強く感じる。この速さゆえに試行錯誤が少しでもストレスなくできる事は、よき作品を生み出す事にも貢献し、同時にカメラ本体への魅力がさらに高まる。また無料のダウンロードソフトでありながら、丁寧なバージョンアップを着実に実行し続ける、そのメーカー姿勢も審査委員一同高く評価をした。

担当審査委員| 宮沢 哲   青木 俊介   橋倉 誠   山﨑 宣由  

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