GOOD DESIGN AWARD

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2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
大切な人を転倒から守る [お絵かき手すりプロジェクト]
事業主体名
マツ六株式会社
分類
社会貢献
受賞企業
マツ六株式会社 (大阪府)
受賞番号
19G181336
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「手すり」が、家族のコミュニケーションの一助になれれば、という願いの元、子どもたちが描いたイラストが実物の手すりとなり、おじいちゃんやおばあちゃんのもとへ届けられるプロジェクトです。要介護になってからの介護保険頼みではなく、元気なうちに手すりを付け、大切な人を転倒から守りたいという想いでプロジェクトの企画に至りました。

デザインのポイント
1.孫が描いた絵が世界に一つだけの手すりとなり、おじいちゃん、おばあちゃんのもとへ届けられるプロジェクト
2.早めの手すり設置で安全な暮らしを実現し、健康寿命の延伸につながる
3.心がこもって、ぬくもりのある「手すり」が家族のコミュニケーションにつながり、暮らしを支え続ける
プロデューサー

マツ六株式会社 代表取締役社長 松本 將

ディレクター

マツ六株式会社 開発本部

詳細情報

https://tentouyobounavi.com/movie2

利用開始
2018年9月
価格

オープンプライス

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

内閣府調査では、高齢者が生きがいを感じるのは「孫など家族との団らんの時」 が 48.8%と最も高く、年々増加しています。一方、三世代世帯は大きく減少し、生きがいを感じるコミュニケーションがどんどん減っているのではないかと危惧します。『手すり』は、転倒予防はもちろんのこと、加えて「健康寿命の延伸」にも繋がる建材であり、 単なる消費材ではなく、人の生活や人生、さらにはその家族にも関わる重要な生活必需品として捉えています。手すりメーカーとしては普及率が高い状況とは言えず、「まだまだ元気だから手すりなんて…」という意識のある60代の方が誤って転倒してしまい、 重度の怪我を負い介護を余儀なくされるケースを多々耳にします。こうした社会課題を踏まえ、商品広告ではないアプローチ方法で消費者に訴えかける必要性を強く感じ、 「敬老の日」「コミュニケーション」をテーマにした企画を行いました。

経緯とその成果

早めの手すりは大切ですが、スマートシニアには後回しにされることが多いです。「手すりに頭をぶつけて怪我でもしたら大変」「柱に傷付けたらご先祖様に申し訳ない」など断る理由が山ほどあります。本プロジェクトを通じ、得意げな子どもたちと、顔をしわくちゃにしてよろこぶ、おじいちゃん、おばあちゃん。「あぁ、素敵だねぇ」とずっと手すりを握りしめ、嬉しそうに孫と会話するご家族には手すりの設置を拒む理由はありませんでした。 孫のアートが家族のコミュニケーションを生み出し、子供の想いがいつまでもおじいちゃん、おばあちゃんの元気な暮らしを支える。敬老の精神を引き継ぐ一助にもなればと思っております。動画等は岩手県北上市で撮影。その土地に住む実際のご家族に出演いただくことでリアリティを追求し、子どもの想いが「手すり」に込められる瞬間、それを受け取る祖父母の気持ちの動きが伝わるような構成、アングルを目指しました。

仕様

「まだまだ元気だから手すりなんて…」という意識のある60代の方

どこで購入できるか、
どこで見られるか

お絵かき手すりプロジェクト、転倒予防ナビ
お絵かき手すりプロジェクト
転倒予防ナビ

審査委員の評価

高齢社会に入って久しいが、自宅に階段等に手すりをつけている人の割合は未だに少ない。そのため転倒事故などが起きてしまっているのだが、高齢者自身が自分の高齢を認めたがらない場合も多い。まだ大丈夫だという気持ちと、自分が勝手に転ぶのだから文句を言われる筋合いはないという考え方も、手すりの設置にブレーキをかけているようだ。そんな高齢者たちに向けて、孫が描いた絵をプリントした手すりをプレゼントすることで、自分のことを気にかけてくれている家族がいることを思い出し、転倒から要介護への流れを防ぐための手すり設置を促そうという取り組み。高齢社会に求められるデザインである。

担当審査委員| 服部 滋樹   近藤 ヒデノリ   平林 奈緒美   山出 淳也   山崎 亮  

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