GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
動物病院 [新泉南動物病院と旧病院活用]
事業主体名
有限会社ベッツワン
分類
公共の建築・空間
受賞企業
古谷デザイン建築設計事務所 (東京都)
受賞番号
19G141152
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

治療目的以外でも動物と人が集まる場所を作りたい。スタッフの働きやすい環境を作りたい。院長の思いと新病院の拡張移転を契機として、地域の中の新しい動物病院の形をデザイン。他方、旧病院を保護犬や保護猫の一時預かりや治療、譲渡などを目的とした施設として活用。動物とその家族のコミュニティが拡がるまちづくりを目指している。

デザインのポイント
1.ペットロスでもう飼えないやと思っているような人でもふらっと立寄り動物と触れ合える公園のような場所作り
2.S造大スパンの構造計画により実現したストレスフリーのピロティ駐車場と1フロアに集約されたプランニング
3.「お祝いの気持ちを泉南動物病院のみどりに」280人の参加型ランドスケープデザインが実現。
プロデューサー

泉南動物病院 院長 横井慎一

デザイナー

古谷俊一 / 古谷デザイン建築設計事務所

古谷俊一 / 古谷デザイン建築設計事務所

利用開始
2019年5月12日
販売地域

日本国内向け

設置場所

大阪府泉南郡熊取町紺屋2-1-3

受賞対象の詳細

背景

昨今のペットブーム、伴うビジネス展開により、犬猫共に飼育頭数が増加。無計画な繁殖行為や飼育放棄などにより保護犬や保護猫の殺処分が社会問題化している。また動物と共にあるライフスタイルの変容に伴い、ペットに対する愛情の質も変化しており、ソフトハード両輪のより高度な医療ケアが求められいる。そのため獣医療に関わるスタッフの身体的、精神的負担は想像の域を超える。こういった社会的背景に積極的かつ柔軟に対応していくため、建築のハードが社会ニーズにより都度対応しやすい構造になっていることやスペースが利用者使用者共に居心地の良い場所になっていることを重要視した。また各々の地域の幸せなペットコミュニティを一組でも多く増やすため、本プロジェクトがこれからの動物病院のあり方の指針となるべく、新病院のみならず旧病院をも活用しまちづくりの輪を広げていくという世界観がプロジェクト進行を通してチーム内に醸成されていった。

経緯とその成果

旧病院にあった課題。駐車スペースが少なく止めにくい。急患など気持ちが焦り接触事故につながるケースも。院長が皮膚科、その他内科、腫瘍科など多くの認定獣医師が在籍することやこれまでの活動の評価から病院がいつも混雑しており待ち時間が1時間を超えるケースも常習化。このような課題を克服すべく、新病院では8.2m×13.4m〜14.8mの大スパン鉄骨造とし、柱に邪魔されず余裕ある車室を確保。超大型犬や介護犬、ハンディキャップ者のための動線確保を含めコミカルなグラフィックデザインを駐車場に施した。また交通量の多い前面道路部分はオープン外構の延長として芝地がせり上がり、歩道のように提供。小学生の通学路としての安全性を担保。そのまま滑り降りて動物たちと触れ合えるような環境もイメージしている。

仕様

敷地面積 1955.22㎡ 建築面積 686.42㎡ 延床面積 1322.72㎡ 主体構造 鉄骨造2階建

どこで購入できるか、
どこで見られるか

大阪府泉南郡熊取町紺屋2-1-3
泉南動物病院ホームページ
古谷デザイン建築設計事務所ホームページ

審査委員の評価

この新病院に対して旧病院は保護犬や保護猫の一時預かりや治療、譲渡などを目的とした施設として活用しており、新旧一体となって単なる動物病院にとどまらない、動物を介した地域コミュニティの場になっている。待合の時間を考慮した自然光を取り入れた居心地のよい室内の待合室や、屋上ドッグランとつながる外部待合室など来院した動物と人間のストレスを軽減し、コミュニティが育まれる建築的工夫がみられる。

担当審査委員| 永山 祐子   浅子 佳英   林 厚見   山梨 知彦  

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