GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
レイモンド中原保育園 [保育園]
事業主体名
社会福祉法人檸檬会
分類
公共の建築・空間
受賞企業
株式会社バハティ一級建築士事務所 (東京都)
受賞番号
19G141139
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

川崎市郊外の住宅地の中にある80人の子どもたちが生活する保育所である。シンプルな木架構による柔らかい表情を持ち、シームレスに連続する空間の中を子どもたちが保育室、園庭、屋上テラスと自由に駆け回ることができる。都市部でのびのび育つ子どもたちを、地域の人々みんなで見守っている感覚を持ってもらえる保育所となることを目指した。

デザインのポイント
1.都市にある保育所がもつべき安全性や利便性を確保しながら、近隣との関係性を意識できるような保育所づくり
2.保育室、園庭、屋上テラスと子どもたちの自由な動きが途切れないようにシームレスに連続するような建築計画
3.地域の人々みんなで子供を見守っている感覚を持ってもらえるようなスケール感やしつらえ
デザイナー

株式会社バハティ一級建築士事務所 庄司智子+佐藤誠司

株式会社バハティ一級建築士事務所 庄司智子+佐藤誠司

詳細情報

https://www.lemonkai.or.jp/school/nursary/leimond-nakahara-hoikuen/

利用開始
2019年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県川崎市中原区井田杉山町 7-33

受賞対象の詳細

背景

近年開発が著しい武蔵小杉駅から2kmほど離れると、ところどころに農地があるのどかな住宅街がひろがる。そのような中に、敷地の広さと地形の良さ、かつ角地といった恵まれたポテンシャルをもって立地している。通常マンションとして活用されるような場所である。近隣では世代の交代が進み若い家族が多く、最近ではこの地域の小学校が増築されるほどの子どもが多い地域である。したがって保育所の開発が進むものの数が足りず、新たな保育所は利用者のニーズから駅に近接して整備される。都市にある保育所ならではの需要や利便性を持ちながらも、最寄り駅からある程度離れていることで、従前の保育所や幼稚園のように地域に見守られながらのびのび成長できる立地であり、相反する二つの敷地環境を合わせもっている。一見当然のように思えるが形態としてはユニークな条件をもつ保育所において、どのようなありかたが考えられるか十分に検討し計画を行った。

経緯とその成果

木架構による平屋とし、幼児の保育室が面する園庭とデッキが敷かれた屋上テラスが広がる。地上レベルにおいては、子どもたちの生活空間が中庭や園庭に対して内部に開かれる。耐震要素を適切に配置したシンプルな木架構は空間の柔らかさを感じさせ、子どもたちにも親和性の高いデザインとなっている。園庭及び中庭から屋上テラスに登ると、周りの町並みより頭ひとつ出て空と家々の屋根が広がる。外部とはレベルを変えて開かれることで、最低限の安全性や利便性を確保しながら、地域の人には子どもたちが遊ぶ元気な声と姿をなんとなく感じることができる。また町並みにむけて庇がある木の外壁とし、軒先の雰囲気を出すのと同時にスケール感を周辺と合わせている。都市にある保育所がもつべき安全性や利便性を確保しながら、近隣との関係性を意識でき、その中で子どもたちは安心して自由に駆け回ることのできる、地域の中のみんなの保育所である。

仕様

敷地面積:841.16㎡/建築面積:501.20㎡/延べ面積:479.44㎡/構造:木造2階建て

どこで購入できるか、
どこで見られるか

神奈川県川崎市

審査委員の評価

都会では、住まいも狭くなり、近くには原っぱもなくなり、子どもが伸び伸びと育つことができる環境が失われている。今それを担うのが保育所の役割の一つになったようである。そしてそこでの伸び伸びしたアクティビティの象徴が、自由に走り回れるスペースであり、その確保という形式が「ふじようちえん」によって確立された。このプロジェクトでは、更にそのためのスペースが内外に拡張され、それが新たな効果をもたらしていると解釈され、評価された。

担当審査委員| 永山 祐子   浅子 佳英   林 厚見   山梨 知彦  

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