GOOD DESIGN AWARD

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2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
保育所 [名取ひよこ園]
事業主体名
特定非営利活動法人ひよこ会 理事長 青野里美
分類
公共の建築・空間
受賞企業
特定非営利活動法人 ひよこ会 (宮城県)
株式会社石森建築設計事務所 (宮城県)
皆成建設株式会社 (宮城県)
受賞番号
19G141137
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

宮城県名取市に建つ保育園の計画。保育園が建つ美田園地区は震災で被災した沿岸部と市中心部と中間に位置する。地区は震災後に宅地造成が進み人口が増え続けている。近隣住宅とのスケール感や距離感を考慮し、各年齢の子どもたちが一体的な空間で活動できる様に計画した。

デザインのポイント
1.中庭型の平屋の園舎とし各年代の子どもたちが同じ空間を共有でき、保育士の目が行き届く安全な園舎
2.保育室は直接園庭に面することで、内部と外部と一体的に利用でき、採光と通風が確保できる気持ちの良い空間
3.建物の角を丸め外周部に軒を下げることで、内部の一体感をつくり、周辺に圧迫感を与えないように配慮
プロデューサー

石森史寛

デザイナー

佐藤まどか

利用開始
2019年4月
販売地域

日本国内向け

設置場所

宮城県名取市美田園3丁目25-2,25-4

受賞対象の詳細

背景

住宅地の真ん中に建つ本保育園は、敷地の広さも限られており、東西を集合住宅に南北を道路とその先に戸建て住宅が並ぶ場所である。周辺との距離感や音対策、スケール感や限られて敷地の活かし方と共に、各年齢の子どもたちにとっての環境を考えた。また、本園舎を運営する特定非営利活動法人ひよこ会は知的障害者の為の施設も数多く運営していおり、落ち着きが無い子どもなども見守りやすい計画や、食育にも力を入れており調理室が建物の中心にあるような構成が求められた。

経緯とその成果

周辺地域と適度な距離感を保つために中庭型の園舎に。各年齢の子どもたちが同じ空間の中で生活できるように平屋の園舎に。限られた面積を最大限活かすために廊下を無くし、各保育室が外と直接つながると共に一体的に使える空間に。周辺に対しての圧迫感軽減と中庭に対しての保育室の連続性を考慮し建物外周部に対して軒が下がる構成とした。 建物はエントランスに隣接して事務室と調理室を配置し、東側に0~2歳児室を、西側に3~5歳児室とランチルームを配置している。朝登園すると必ず事務室と調理室の前を通る構成です。保育士の目が行き届くと共に、調理風景を常に感じられるように計画した。中庭型の園庭であることによって、外部だけではなく室内での活動もお互いが感じられる空間となるように計画した。

仕様

面積(敷地:943.57㎡、建築:451.41㎡、延床:422.86㎡) 構造:木造平屋建て

審査委員の評価

一見して愛着を持てそうな、子供たちのための空間。保育所としての自然なスケール感は住宅地の近隣環境にも馴染んでいる。内部の構成は子供にとって楽しさと安心を確保すべく誠実に考慮されており、建物の形態も細部に気を配ってデザインされている。素直で好感を持てる優しい建築は、被災したエリアの未来に朗らかな一歩を生み出した。

担当審査委員| 永山 祐子   浅子 佳英   林 厚見   山梨 知彦  

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