GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
共同住宅 [Grand Louvre 麻布十番]
事業主体名
丸岡茂
分類
小規模集合住宅
受賞企業
三和建設株式会社 東京本店 (東京都)
株式会社16アーキテクツ (東京都)
受賞番号
19G120945
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

麻布十番に建つRC造10階建ての搭状集合住宅。この建物はスラブと梁からなる厚み1mのコンクリートの帯を積み重ねることによって構成される。ワンフロアに60㎡の住宅を1室とすることでプライバシーと防犯性を確保しつつ、外壁面をガラス張りにすることで、3方向に視界の広がるここにしかない都市風景を楽しめる空間とした。

デザインのポイント
1.ワンフロアつき1室だけの住宅を10層積み重ねた集合住宅が作り出す新しい価値
2.実際の広さ以上の広がりを感じつつ、都市風景を楽しめる3方向に視界の広がるガラス張りの住宅
3.厚み1mのコンクリートの帯と1m角4本のRC柱による搭状建物よって生まれる風景
プロデューサー

三和建設株式会社 東京本店 専務取締役 森本行則

ディレクター

株式会社16アーキテクツ 代表取締役 小川達也

デザイナー

株式会社16アーキテクツ 代表取締役 小川達也/チーフアーキテクト 茂祇路子

詳細情報

http://16a.jp/

利用開始
2018年4月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区麻布十番

受賞対象の詳細

背景

麻布十番は昔からある下町が商業地域となった場所である。もともとこの場所で生まれ育った地主は自宅をビルに建て替えるケースが多い。それほど大きくない敷地であるため道路斜線の影響を強く受け、5・6階建ての斜めにセットバックした建物となる。 奥行14.8m幅9.1m、面積約150㎡、容積率500%、道路幅員8mの敷地に対して、道路境界から4.1mセットバックし天空率を採用することで両脇の建物よりも高いRC造10階建ての搭状建物とした。隣接する建物は5・6階建てであるため、この建物の上層階に行くほど視界が開けていく。各スラブを1m角の4本のRC柱で支え、搭状建物の転倒に抵抗するためアースアンカーによって4本の柱を引っ張っている。搭状建物であるため、建設費は高くなるが、その結果生まれた住宅の生み出す資産価値はそれを補って余る価値がある。

経緯とその成果

敷地からのセットバックにより、建物は奥行10m幅8mの大きさとなり、EVと避難階段を除くとワンフロア当たり60㎡の住宅となる。1層あたり60㎡しかとれないことを生かし、ワンフロアに1室の配置とすることでプライバシーと防犯性を高める選択をした。 1m角のRC柱とガラスによってのみ構成される居室は周囲の都市空間を取り込み実際の広さ以上の広がりを生み出す。上層階に行くほど視界は開け、豊かな都市風景を入居者に享受させる。3方向に開いた居室を最大限生かすために、各階の住宅はトイレやお風呂・玄関・収納以外は全てひとつながりの空間となるように可動間仕切りとした。 すべての階の入居者がここから見える都市風景を気に入り、ここにしかない空間としてその価値を見出している。高級なマテリアルや天井高さや部屋の広さではない、ワンフロア1室の空間構成が生み出した新たなラグジュアリーな空間提案とした。

仕様

敷地面積:135.83㎡ 建築面積:88.80㎡ 延床面積:802.35㎡ 階数:地下1階/地上10階、搭屋 最高高さ:35.67m 軒高さ:32.8m 構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造・ルネス工法を用いたスケルトンインフィル構造

どこで購入できるか、
どこで見られるか

16アーキテクツ 作品紹介ページ
三和建設 作品紹介ページ

審査委員の評価

1フロア1住戸というシンプルな構成がもたらす特徴を追求し、印象的な存在感を獲得している。コンクリートの帯状部分はこの建物に視覚的な秩序を与えると同時に、ファサードの揺らぎを印象づけるものとなっている。また、バルコニーとボイドにより2つの角が取れたファサードは塔状建築に優しい感じを与えている。

担当審査委員| 仲 俊治   小見 康夫   千葉 学   栃澤 麻利  

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