GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [Legame]
事業主体名
個人
分類
戸建て住宅
受賞企業
KATIS建築設計事務所 (東京都)
受賞番号
19G120890
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

クライアントである老夫婦のために余生を快適に暮らせる住宅と外構をデザインした

デザインのポイント
1.軒裏と廊下及び和室の天井を同一レベルに揃えることで、水平ラインが美しくなり、奥行きが感じられる。
2.玄関ポーチの横の縦格子のルーバーフェンスが来客者のアイストップとなり、来客者を建物内へと導く。
3.LDKは座敷と隣接させ、和室を窓越しに眺められるようにして、3つの空間をつなげ、広がりを体感できる。
プロデューサー

KATIS建築設計事務所 代表 石川厚志

ディレクター

KATIS建築設計事務所 代表 石川厚志

デザイナー

KATIS建築設計事務所 代表 石川厚志

詳細情報

http://www.katis.jp/works/01.html

利用開始
2018年12月13日
設置場所

福岡県筑紫野市

受賞対象の詳細

背景

建主は老夫婦で、長年住み続けた自宅を建て替えたいとの依頼があった。建主からの要望は、庇を設けること、そしてLDKと隣接して座敷を設け、その他に主寝室と和室の所要室を設け、LDK・座敷・主寝室・トイレへの動線が短いことであった。敷地が広く開けた土地であったため、平屋建てとし、軒裏と廊下及び和室の天井は同一レベルに揃えて、南側からの水平ラインが美しくなるように意識した。それにより、和室と玄関ポーチの天井の奥行きが増し、広がりがある伸びやかな空間が広がるであろうと考えた。LDK・座敷・主寝室・トイレの動線を短くするためには、各4つの室を田の字型住宅のように配置し、その中心部から各室にアクセスできるようにすれば良いと考えた。各室に囲まれて光を失うその中心部には、トップライトを設け、壁面に反射した柔らかな光を注ぐようにした。そこに廊下を接続することで、廊下からの各室への単独アクセスも可能としている。

経緯とその成果

デザインの目標は、老夫婦が長らく住み慣れた場所で、新たな住空間から生まれる豊かな広がりとそこに繋がる切り取られた風景と共に末永く暮らしていけることである。 玄関ポーチの横の縦格子が来客者のアイストップとなり、玄関扉上部の欄間窓ガラスを介して軒裏から玄関奥まで続く天井面が見えることにより、来客者を建物内へといざなう。一番長く寛ぐであろうLDKは、座敷を隣接させ、和室を双方の窓ガラス越しに眺められるようにすることで、3つの空間をつなげ、広がりを体感できるように計画した。そして座敷とLDKの天井を左右対称の垂木現しの傾斜天井とすることで一体感を生み、最高天井高さを約4.7mとすることで、解放感を感じられるようにした。一方で、和室は2方向を窓ガラスとし、天井高さを2.3mに抑えた空間とすることで、障子で廊下を仕切ると水平方向に広がる開放感のある落ち着いた雰囲気の居室に変化する。

仕様

敷地面積:538.33㎡ 建築面積:123.42㎡ 延床面積:113.43㎡ 主要用途:専用住宅 構造:木造(一部鉄骨造) 階数:平屋

審査委員の評価

老夫婦のため終の棲家となるべくつくられた平屋住宅。前面道路に対して床面から天井まで目一杯の開口部を連続させ、さらに反対側の開口部を通して住宅の向こう側までを見通せる、透明感と開放感に溢れた空間をつくりだしている。室内の勾配天井は垂木の現しとし、落ち着いた中にも適度な変化とリズム感を生むなど、丁寧なデザインが功を奏している。

担当審査委員| 仲 俊治   小見 康夫   千葉 学   栃澤 麻利  

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