GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
教育プログラム [東北芸術工科大学 コミュニティデザイン学科]
事業主体名
東北芸術工科大学
分類
教育・推進・支援手法
受賞企業
東北芸術工科大学 (山形県)
受賞番号
18G161224
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本学科は「ふるさとを元気にするデザイン」を合言葉に、デザインの持つ力で地域をより良くしたいという想いを持った学生のための教育プログラムをデザインしている。コミュニティデザインでは「目に見えないデザイン」(参加の場のデザインや、チームビルディング、モチベーションマネジメントなど)も専門としていることが特徴である。そのため、従来からの美大を志望するような若者だけでなく、より広く、社会とつながる形でデザインを学びたい若者(さらには社会人)の期待にも応えられる。今後、卒業生が全国各地の地域づくりの現場で活躍することから、地域(特にローカル)のリーダー人材を生み出すための教育プログラムともいえるだろう。

プロデューサー

東北芸術工科大学 理事長 根岸吉太郎

ディレクター

東北芸術工科大学 コミュニティデザイン学科 初代学科長 山崎亮、2代目学科長 岡崎エミ

デザイナー

東北芸術工科大学 コミュニティデザイン学科 岡崎エミ、醍醐孝典、丸山傑、渡邊享子、矢部寛明、出野紀子、藤原麻美、佐藤万美、有路佳奈子

東北芸術工科大学 コミュニティデザイン学科 専任教員(2018年度)

詳細情報

https://tuadcommunitydesign.wixsite.com/community

学科開設(1期生の入学)
2014年4月1日
価格

5,155千円 (入学料+(年間授業料×4年間))

販売地域

日本国内向け

設置場所

山形県山形市 東北芸術工科大学内

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「ふるさとを元気にするデザインを学ぼう!」

背景

東北地方は少子高齢化や過疎化、中心市街地の空洞化といった社会課題がわが国の中でもより早く進行してきた地域である。また、2011年の東日本大震災を経験し、被災地の復興を担うまちづくり人材の不足も叫ばれてきた。東北芸術工科大学はこれまでも地域と連携した大学運営を進めてきたが、さらに地域社会とつながり、芸術・デザインの力で地域に貢献できる人材を育てるため、この山形の地に日本で初めてのコミュニティデザイン学科を開設することとした。学科の創設期にはこの分野のパイオニア的な存在であるコミュニティデザイン事務所studio-Lが全面協力する形で専任教員を配置し、地域の現場での実践を重視し、ローカルでの起業家を育てるなどのカリキュラムデザインを行ってきた。また、近年は東北の被災地で実務に携わる専任教員も迎え、地域福祉や社会教育などコミュニティデザインの新たな可能性へのアプローチを進めている。

デザイナーの想い

「大学で得た知識の大部分が数年後には陳腐化してしまう」とも言われるこれからの時代。本学科では専門分野としてのコミュニティデザインを学ぶことはもちろん、目まぐるしい変化の時代の中で卒業した後も「常に学び続けられる人材」を育てることに注力している。地方の衰退は都市部への人材流出にその一因があるため、本学科の使命の一つは、各地域からあずかった若者をコミュニティデザイナーとして育て、地元に帰すことである。これを本学科では「戻り鮭プロジェクト」と呼んでいるが、2018年3月に卒業した1期生からも、地元に帰り地域づくりを実践する者が数多く生まれている。東日本大震災から10年後の2021年、本学科の最初の卒業生が社会に出て数年が経つことになる。今後は卒業生が東北を中心に全国各地で活躍し、新たな学びの中で次の時代のコミュニティデザインを生み出していくことを期待している。

仕様

日本で初めて「コミュニティデザイン」を専門として学ぶための学科。2014年に東北芸術工科大学デザイン工学部に創設し、地域の課題を地域の人たち自身が解決し、幸せな地域社会づくりを支援する人材を育成する。定員は1学年30名。理論と地域での実践を往復するカリキュラムで、教員もコミュニティデザインの最先端で活躍する実務家が揃う。2018年3月に1期生が卒業し、全国各地の地域づくりの現場に巣立っていった。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東北芸術工科大学
東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科 大学公式ホームページ
東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科 オリジナルホームページ
学生たちが発信する コミュニティデザイン学科 facebookページ

審査委員の評価

芸術系大学の学科そのものがグッドデザイン賞を受賞することは珍しい。しかし、東北芸工大のコミュニティデザイン学科はこれからのデザイン教育を考える上で非常に重要な取り組みのケースと考え、高い評価を受けた。形ではなく関係性を地域でデザインするという在り方が、概念だけでなく実学として実現されているように感じた。その証拠に、まだ創立間もない本学科からの応募作が、今年も複数グッドデザイン賞を受賞している。これからどんな卒業生を輩出するのか、とても楽しみな学科である。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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