GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
認定こども園 [認定こども園 なこそ幼稚園]
事業主体名
学校法人勿来中野学園
分類
公共の建築・空間・サインシステム
受賞企業
株式会社川島真由美建築デザイン (埼玉県)
学校法人勿来中野学園 (福島県)
受賞番号
18G121049
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

住宅地に建つ、273人の子どもが過ごす認定こども園。学びから子どもの力を引きだすという理念から、一斉授業を行う教室という箱が必須であると同時に、これまでとは違う、素材感のある単なる箱ではない教室を求められました。そこで、積木を立てるとできあがるような原始的な空間の成り立ちを、LVL木材という構造体そのものを現しとした壁を立てて実現し、子どもに親しまれる教室を作りました。周囲の環境を取り込み、地域との関係性を築く為、教室を点在させ、屋根との間に隙間をとり、他教室の友達、地域の家々や緑が垣間見える、適度な透明性を確保しました。ここに子ども同士の活動や、地域との間に多様な関係性が展開されています。

プロデューサー

学校法人勿来中野学園

ディレクター

川島真由美

デザイナー

川島真由美

詳細情報

http://www.kmad.jp/works/n_child.html#images/

利用開始
2017年8月
販売地域

日本国内向け

設置場所

福島県いわき市勿来町窪田伊賀屋敷58-2

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

大きな積木のような教室が住宅地に点在し、その隙間で生まれた活動が人と人、人と地域に多様な関係を育む。

背景

東日本大震災の後、耐震診断の結果、安全性の高い建物とする必要が生じました。地域の子どもたちに長きにわたり、一貫した幼児教育を提供してきたなこそ幼稚園は、地域のニーズから、保育等の機能も備えた、認定こども園として建て替えを行うことになりました。既存の在り方に加えて、安心・安全、食育の推進、環境負荷の低減、放課後の積木教育がしやすい、温かみのある木造園舎を要求されました。そこに、子どもの想像力を育むような環境、異年齢児や小学生との交流ができる環境、子どもが周囲を感じ、地域との関係性を構築できるような環境をつくることを目標に加えました。隣家が差し迫る、住宅地の子どもの施設の在り方において、擁壁などが無くとも、良好な関係を築くことができ、少子化時代における、私立の幼稚園が受け持つ、地域への開き方を模索しました。

デザイナーの想い

複雑な敷地に建つ園舎の建て替え相談を受けて、震災の日に初めて訪れました。そこから計画内容を何度も練り直し、市と幾度もの協議を踏まえ、認定こども園として完成するまでには、7年の月日がかかりました。計画スタートと同じ年に産まれた自身の子の保育環境も参考に、保護者の立場に立って先生方とワークショップを行ったり、泊まり込んで幼児教育を体験をしたりしながら、この学園ならではの教育理念を理解し、周辺との環境を注意深くみつめました。共に成長しながら、ここに愛着を持って、このデザインが生まれたと思います。 わかりやすい構成で空間を作ると同時に、授業以外のごはんを食べたり、トイレに行くといった生活の中で、心地よい風や、空や緑、地域の家々の風景が何気なく常に伝わる空間を生み出すことには、特に拘って設計しました。子どもたちが地元の風景と共にある原体験をつくり、将来に地域と繋がりを持ち続けることを願っています。

仕様

敷地面積 3625.72m2  建築面積 1459.03m2  延床面積 1502.88m2  主体構造 木造  階数 地上2階

どこで購入できるか、
どこで見られるか

福島県いわき市勿来町窪田伊賀屋敷58-2
認定こども園 なこそ幼稚園
株式会社川島真由美建築デザイン

審査委員の評価

こども園の教育プログラムの解釈から引き出された積み木を並べたようなデザインによって、周囲の住宅地に対しても親和性のあるスケールと景観をもったデザインである。木材で構成された室内の雰囲気もよい。

担当審査委員| 山梨 知彦   浅子 佳英   石川 初   色部 義昭   永山 祐子   Gary Chang  

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