GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
椅子 [ウェルツ セルフ]
事業主体名
株式会社オカムラ
分類
店舗・オフィス・公共用家具
受賞企業
株式会社オカムラ (神奈川県)
受賞番号
18G090768
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「ウェルツ セルフ」は座ったままの姿勢で安心・安全にスムーズに移動できるチェアです。オフィスや工場などの「はたらく場」だけでなく、美術館や図書館などの公共施設でも、多様な人々の活躍をサポートします。大型車輪を着座時の身体の重心付近に配置することで、旋回半径が小さく、その場での旋回性に優れています。また、脚部の開口を広くすることで、足を動かした際にフレームと干渉せず、足こぎ移動がしやすい形状を目指しました。さらに、体格差に対応するため、座面の高さは3段階で調節でき、座面の奥行は通常の椅子よりも浅めにすることで、座ったまま足をスムーズに動かせるように配慮しています。

プロデューサー

株式会社オカムラ マーケティング本部オフィス製品部 高橋卓也

デザイナー

株式会社オカムラ デザイン本部製品デザイン部 早乙女弘志

詳細情報

http://www.okamura.co.jp/product/seating/weltz-self/

発売
2018年1月1日
価格

98,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「誰もがより自由に、想いのままに」をコンセプトに、安心・安全な移動を支援するアクティブムーブチェア。

背景

少子高齢化の中、下肢の機能が低下した高齢者や障がい者の「はたらく場」への進出が増加し、「はたらく場」の環境整備が求められています。下肢機能が低下したワーカーは、車椅子に乗る必要はないが、通常の事務用椅子だと移動がしにくいため、仕方なく車椅子を利用していることも多いのが現状です。また、事務用椅子ならではのクッション性やデスクとの相性、意匠面では周辺のオフィス家具との調和が必要です。「車椅子」ではなく「椅子」だと認識させるデザイン、これにより、ユーザーの働く意欲を向上させ、また、一緒に働くワーカーとの一体感を生み出すことを目指しました。

デザイナーの想い

車椅子は移動性に特化し、機能性重視のデザインが一般的ですが、オフィスなどの屋内空間で使用する場合、サイズが大きく小回りが利かない、大きな車輪を装着しているため特殊なスタイリングをしているなど、ミスマッチが起こっていました。そこで、「ウェルツ セルフ」のデザインは、「車椅子」ではなく一般的な事務用椅子でもない、新しいジャンルの椅子としてのデザインを目指しました。まず、下肢障がい者や高齢者の車椅子ユーザーからのヒアリングを実施し、足でこいで移動する際に適した車輪位置や脚形状を探索しました。また、ユーザーのデザイン嗜好を配慮すると共に、一般ユーザーも使用することも念頭において、デザインを進めました。最終的には、移乗の際に握りやすいリング肘、足の動きを妨げることのない脚フレーム形状、移動性能を確保するメイン車輪など、特殊な各々の要素を美しくまとめ上げ、新たなジャンルの椅子デザインを確立しました。

仕様

寸法:572W×520D×820-870H(383-433SH) ミリ、重量:18.8kg (該当製品番号:L102SB)

審査委員の評価

車椅子でも事務用椅子でもないタスクチェア。実際に試してみると、その場での旋回性はとてもスムーズであり、狭い空間でも少しの足の蹴りだけでその場で方向転換がスムーズに行える。下肢機能が低下した高齢者や障がい者のはたらく場の環境整備手助けとなるチェア。中央の大きな車輪は、少々驚きはあるが、他者へのサインでもあり希望となる斬新な取組である。肘掛にも掴みやすさが考慮され、ユーザーの働く意欲を向上させ、ともに働く人との一体感を生み出すことを目指している。様々なサポートする製品の開発によって人と人との関係が始まることは素晴らしいことである。

担当審査委員| 寳角 光伸   朝倉 重徳   五十嵐 久枝   長町 志穂   Jongrae Park  

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